国家統治体系・統治能力の現代化
2013年11月に開かれた中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議は、改革の全面的深化の総目標は中国の特色ある社会主義制度の充実・発展と国家統治体系・統治能力の現代化の推進であると指摘した。国家統治体系・統治能力は国家の制度と制度の執行能力を集中的に具現化したものである。中国にとって、国家統治体系とは、中国共産党の指導の下で国家を管理する制度体系で、経済、政治、文化、社会、エコ文明と党建設など各分野の体制・仕組み、法律・法規の制定などが緊密なつながりをもち、互いに協調する国家制度である。国家統治能力とは国家制度を運用して、改革・発展・安定、内政・外交・国防、党・国・軍など社会各方面の活動を管理する能力のことである。国家統治体系と統治能力は一つの有機的な統一体で、相互に補完し合うものである。よい国家統治体系があってはじめて国家統治能力を高めることができ、国家統治能力を高めることによってはじめて国家統治体系の機能を十分に発揮することができる。国家統治体系・統治能力の現代化の推進とは、つまり時代の変化に応じて実践の発展の要請に合わない体制・仕組み、法律・法規を改革すると同時に、絶えず新しい体制・仕組み、法律・法規を作り上げ、諸般の制度をより科学的でより整ったものにし、党、国家、社会の諸般の活動に対する管理の制度化・規範化・手続き化を実現しなければならないということである。つまり、統治能力の整備を重視し、制度と法律に基づいて事業に取り組む意識を高めるとともに、制度と法律をうまく運用して国家を管理し、諸般の制度的優位を国家管理の効果に変え、科学的な執政、民主的な執政、法に基づく執政のレベルを高める必要がある。国家統治体系・統治能力の現代化の推進は、中国の特色ある社会主義制度を充実・発展させるための必然的要請であり、社会主義現代化を実現する上でなすべきことである。
国家治理体系和治理能力现代化
2013年11月召开的中共十八届三中全会提出,全面深化改革的总目标是完善和发展中国特色社会主义制度,推进国家治理体系和治理能力现代化。国家治理体系和治理能力是一个国家制度和制度执行能力的集中体现。对中国而言,国家治理体系是中国共产党领导下管理国家的制度体系,包括经济、政治、文化、社会、生态文明和党的建设等各领域体制机制、法律法规安排,也就是一整套紧密相连、相互协调的国家制度;国家治理能力则是运用国家制度管理社会各方面事务的能力,包括改革发展稳定、内政外交国防、治党治国治军等各个方面。国家治理体系和治理能力是一个有机整体,相辅相成。有了好的国家治理体系才能提高治理能力,提高国家治理能力才能充分发挥国家治理体系的效能。推进国家治理体系和治理能力现代化,就是要适应时代变化,既改革不适应实践发展要求的体制机制、法律法规,又不断构建新的体制机制、法律法规,使各方面制度更加科学、更加完善,实现党、国家、社会各项事务治理制度化、规范化、程序化;就是要注重治理能力建设,增强按制度办事、依法办事意识,善于运用制度和法律治理国家,把各方面制度优势转化为管理国家的效能,提高科学执政、民主执政、依法执政水平。推进国家治理体系和治理能力现代化,是完善和发展中国特色社会主义制度的必然要求,是实现社会主义现代化的应有之义。