人民大衆がより多くの獲得感を得られるようにする
2015年2月27日、習近平総書記は中央改革全面深化指導グループ第10回会議で、諸般の改革任務の統一的計画を科学的に行い、人々が享受できる権利や利益が改革案に盛り込まれていることを十分に示し、人民大衆がより多くの獲得感を得られるようにすると指摘した。「獲得感」とは、人々が物質的利益もしくは精神的利益を得たときに感じる満足感のことである。「人民大衆がより多くの獲得感を得られるようにする」というのは、一般大衆が目標設定や今後の展望、発展の見通しの上での「獲得物」を得られるようにするだけでなく、実際に目にすることができ、持つことができ、用途を自分の意思で決めることができ、今後の発展の中で絶えず充実していく、偽りのない「獲得物」を得られるようにすることである。「獲得感」が強調するのは、偽りのない確かなものを「得る」ことであり、それは物質面もあれば、精神面のものもある。「獲得感」というコンセプトの提起により、人民大衆が得られる利益を指標で評価することが可能となり、人民大衆の好意的反響をよんだ。「獲得感」ということばは中国の2015年度「流行語トップ10」で第一位となった。「人民大衆がより多くの獲得感を得られるようにする」という目標が打ち出されたことは、中国共産党の「公のための立党、人民のための執政」という宗旨意識を体現しており、人民を中心とする発展の思想を体現しており、社会建設で堅持すべき共同建設・共同享受という基本原則を体現しており、改革・革新に課せられた民生福祉の増進という目標の価値観指向を体現している。
2015年2月27日,习近平在主持召开中央全面深化改革领导小组第十次会议时指出,科学统筹各项改革任务,把改革方案的含金量充分展示出来,让人民群众有更多获得感。“获得感”是指人们在收获某种物质或精神利益后产生的满足感。让人民群众有更多获得感,就是让普通群众不仅具有目标设定、前景展望和发展预期意义上可能的“获得”,而且具有现实可见、可拥有和可支配的,并在今后发展中还会不断充实的实在“获得”。其强调的是一种客观“得到”,既包括物质方面也包括精神方面。“获得感”使人民有了衡量是否实际受益的标尺,得到了人民群众的热烈响应,成为2015年度中国“十大流行语”之首。“让人民群众有更多获得感”的提出,体现了中国共产党立党为公、执政为民的宗旨意识和以人民为中心的发展思想,体现了社会建设要坚持共建共享的基本原则,体现了改革创新要以增进民生福祉为目标的价值导向。