生態文明体制の改革
2012年11月、第18回党大会は、生態文明制度の確立の加速化についての戦略的布石を提起した。2013年11月、第18期中央委員会第3回全体会議は、系統的で整った生態文明制度の確立を急ぐ、と提起した。2014年10月、中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議は、厳格な法制度によって生態環境を保護することを求めた。2015年9月、中国共産党中央と国務院は「生態文明体制改革の総体的プラン」を共同で発表し、空間開発保護、資源総量管理、生態保障、環境対策体系、業績考課など八つの方面のトップダウン設計を行った。第19回党大会は一歩進んで、生態文明体制改革を加速し、「美しい中国」を建設すると述べるとともに、グリーンベースでの発展を推進する、際立った環境問題の解決に力を入れる、生態系の保護に力を入れる、生態環境監督管理体制を改革するといった四つの改革措置を打ち出した。同大会はさらに次のように強調している。生態文明建設の総体的設計と組織・指導を強化し、国有自然資源資産管理・自然生態系監督管理機関を設立し、生態環境管理制度を充実させ、同機関に全人民所有の自然資源資産の所有者としての職責を統一的に履行させ、あらゆる国土空間の用途の管制と生態系の保護・復元の職責を統一的に履行させ、都市・農村における各種の汚染物質の排出への監督管理と行政の法執行の職責を統一的に履行させる。国土空間開発保護制度を樹立し、主体機能区の関連政策を充実させ、国立公園を主体とする自然保護地域体系をつくる。生態環境を破壊する行為を断固食い止め、処罰する。
これらの戦略的布石と重要措置は、最も困難で最も際立った生態環境問題から着手し、特別行動を実施することで、関連政策法規の整備と組織構造の改革を行い、生態環境分野における国家統治体系・統治能力の現代化レベルを引き上げることを旨とする。
生态文明体制改革
2012年11月,中共十八大提出,加快建立生态文明制度的战略部署;2013年11月,中共十八届三中全会提出,加快建立系统完整的生态文明制度体系;2014年10月,中共十八届四中全会要求,用严格的法律制度保护生态环境;2015年9月,中共中央、国务院联合发布《生态文明体制改革总体方案》,从空间开发保护、资源总量管理、生态补偿、环境治理体系、绩效考核等8个方面做出顶层设计。中共十九大进一步提出,加快生态文明体制改革,建设美丽中国。同时部署了推进绿色发展、着力解决突出环境问题、加大生态系统保护力度、改革生态环境监管体制4方面改革措施。中共十九大还强调,加强对生态文明建设的总体设计和组织领导,设立国有自然资源资产管理和自然生态监管机构,完善生态环境管理制度,统一行使全民所有自然资源资产所有者职责,统一行使所有国土空间用途管制和生态保护修复职责,统一行使监管城乡各类污染排放和行政执法职责。构建国土空间开发保护制度,完善主体功能区配套政策,建立以国家公园为主体的自然保护地体系。坚决制止和惩处破坏生态环境行为。
这些战略部署和重大举措,旨在从最棘手、最突出的生态环境问题入手,通过实施专项行动、建立配套政策法规、改革组织架构,提升生态环境领域国家治理体系和治理能力现代化水平。