アジアインフラ投資銀行
2013年 10月、習近平国家主席はアジアインフラ投資銀行（AIIB）の設立準備を提案した。800日余りの準備期間を経て、設立を提唱した中国と 57カ国が共に設立準備を行った AIIB は、2015年 12月 25日に北京で設立された。2016年 1月 16 日、AIIB の開業式が開かれた。AIIB は政府間協力による多国間の地域開発機関であり、中国の呼び掛けによって設立された初めての多国間金融機関でもある。業務の重点をインフラ整備の支持に置いている。2018 年 12 月 20 日、第73 回国連総会は協議を経て、決議を一致して採択し、AIIB に永久オブザーバー資格を付与した。2019 年 4 月～ 7 月、AIIB 理事会は相次いでコートジボワール共和国、ギニア共和国、チュニジア共和国、ウルグアイ東方共和国、ベナン、ジブチ、ルワンダを新たな加盟国として承認した。これで、AIIB 加盟国は 100 カ国になり、世界銀行に次ぐ加盟国数を誇り、国連安全保障理事会常任理事国と G20 参加国の大多数が加盟国であり、世界人口の 78％をカバーし、世界全体の GDP の 63％を占めている。多国間開発銀行としての AIIB は独自の業務基準を持ち、「一帯一路」を共同建設する諸国はみな AIIB の融資を受けることができるが、次の三つの条件を満たす必要がある。それはつまり、①金融が持続可能な発展を遂げること、②環境に配慮したプロジェクトであること、③現地の人々が歓迎するプロジェクトであること、である。AIIB の初期の投資重点は、エネルギーと電力、交通と電気通信、農村と農業インフラ、水道と汚水処理、環境保護、都市発展および物流などの分野であり、2019 年 7月時点で AIIB が承認した融資あるいは投資プロジェクトは 18カ国 46 件で、総額は 84 億8000 万ドルに上る。
亚洲基础设施投资银行
2013年10月，习近平提出了筹建亚洲基础设施投资银行（简称亚投行）的倡议。2015年12月25日，在历经800余天的筹备后，由中国倡议成立、57国共同筹建的亚投行在北京成立。2016年1月16日， 亚投行举行了开业仪式。亚投行是首个由中国倡议设立的政府间区域性多边金融开发机构，重点支持基础设施建设。2018年12月20日，第七十三届联合国大会全会协商一致通过决议，给予亚投行联合国大会永久观察员地位。2019年4月至7月间，亚投行理事会先后批准科特迪瓦、几内亚、突尼斯、乌拉圭、贝宁、吉布提和卢旺达为新一批成员。至此，亚投行成员总数达到100个，数量仅次于世界银行，涵盖了联合国安理会常任理事国和二十国集团中的绝大多数成员国，覆盖全球78%的人口， 占全球GDP的63%。亚投行作为多边开发银行有其单独的业务标准，“一带一路”共建国家都可以获得亚投行的贷款， 但必须满足三个条件：一是金融可持续发展，二是项目要环保，三是项目要受到该地区民众的欢迎。亚投行初期投资重点领域包括能源与电力、交通和电信、农村和农业基础设施、供水与污水处理、环境保护、城市发展以及物流等。截至2019年7 月，亚投行已经批准了18个国家的46个贷款或投资项目，总额达到84.8亿美元。