武漢「都市封鎖」
2020年1月22日、中国共産党中央委員会は湖北省に対し、人の省外への移動を全面的かつ厳格に管理・コントロールせよとの思い切った要求を出しました。これを受け、1月23日、湖北省新型肺炎の感染予防・抑制指揮部・指揮長会議は、1月23日午前10時より武漢市全市の公共路線バス、地下鉄、フェリー、長距離バスの運行を一時的に停止すると通告しました。これにより、特別な理由がない限り市民は武漢を離れることが禁止され、空港や鉄道駅の武漢発のルートの運行が一時停止されることになりました。1月25日、武漢市はさらに武昌、漢口、漢陽という「武漢三鎮」の間の公共交通機関の運行を停止し、1月26日午前0時から、許可を受けた物資供給用輸送車、無料の交通車輛、公用車を除き、武漢市の中心部で自動車の通行禁止管理措置が実施されました。
これらの「都市封鎖」という措置は、効果的に感染の拡散を遮断し、感染のまん延を食い止めるための不可欠な措置です。しかし、「都市封鎖」とは、「都市を孤立化させること」や「都市を包囲すること」ではありません。基本的な生活が影響を受けないようにするため、武漢市新型肺炎予防・抑制指揮部は直ちに物資備蓄状況と供給状況を通知し、市民にパニックを起こさず、買い占めをしないようにと呼びかけました。社会各界からの心ある寄付を24時間開通の電話で受けつけ、物資の受け取りと配置作業をしっかりと行っています。また、6000台のタクシーを緊急手配して各コミュニティに割り当て、管轄エリア内の住民の外出のために無料サービスを提供し、日常生活に於ける外出の不便さなどの問題を解決しています。
武漢市は中国中西部地区の中心都市であり、全国に於ける重要な交通の中枢です。「都市封鎖」は武漢市に多大な影響を与えるものでした。しかしながら、感染の流行に直面し武漢市、湖北省、および中国が断固とした効果的な措置と行動をとったことで、多大な努力と犠牲を払いながらも世界の感染拡大防止のために貴重な時間を作り出しました。
武汉“封城”
2020年1月22日,中共中央果断要求湖北省对人员外流实施全面严格管控。1月23日,湖北省新冠肺炎疫情防控指挥部指挥长会议通告,1月23日10时起,武汉全市城市公交、地铁、轮渡、长途客运暂停运营;无特殊原因,市民不要离开武汉,机场、火车站离汉通道暂时关闭。为遏制疫情发展,1月25日,武汉市进一步阻断武昌、汉口、汉阳“武汉三镇”之间的公共交通,从1月26日0时起,除经许可的保供运输车、免费交通车、公务用车外,武汉中心城区区域实行机动车禁行管理。
这些“封城”措施,是有效阻断疫情传播、遏制疫情蔓延的必要之举。但“封城”并不意味着“孤城”或“围城”。为确保基本生活不受影响,武汉市新冠肺炎防控指挥部及时通告物资储备和供应情况,呼吁市民不用恐慌,不必囤积;开通24小时电话接收社会各界爱心捐赠,做好物资接收调配工作;紧急征集6000台出租车分配给各社区,为辖区居民出行提供免费服务,解决居家出行不便等问题。
武汉是中国中西部地区的中心城市,是全国重要交通枢纽。“封城”对武汉影响巨大。然而面对疫情,武汉、湖北和中国果断采取了有力措施和行动,做出了巨大努力和牺牲,为全球疫情防控赢得了宝贵时间。