「ラストワンマイル」
「ラストワンマイル」とはもともと長い道のりを走破する際の最後の段階を指すが、派生して、ある事柄をやり遂げる際の最終的な鍵となる段階という意味が生まれた。長い間、貧困救済・開発活動は「ラストワンマイル」の問題に悩まされてきた。
習近平総書記はさまざまな場面で次のように指摘してきた。貧困村の向上プロジェクトを実施し、集団経済を育成し発展させ、インフラを整備し、貧困脱却の難関攻略の政策実施の「ラストワンマイル」を通じさせなければならない。すなわち、貧困脱却の難関攻略の重点を生産・生活条件の改善に置き、農地や水利、交通・通信などのインフラ整備と技術研修、教育・医療などの公共サービス構築の強化を重視し、特に各村・各世帯まで届かせるといった「ラストワンマイル」の問題をしっかりと解決しなければならない。貧困地区の農民が現地あるいはよその地で就業や起業することを支援することは、短期的に収入を増やす直接的で効果的な方法だ。労働力の供給地の政府と受け入れ地の政府は、貧困人口の出稼ぎについて、方法をよく考え、具体的なことを多く行わなければならない。
貧困脱却の難関攻略の一線の活動力を強化するため、中央は全ての貧困村に駐村活動チームを派遣し、全ての貧困世帯に支援責任者がいることを求めた。2019年4月時点で、全国で累計300万人余りの県レベル以上の機関と国有企業および公的機関の幹部が派遣され、村に駐在して支援を行った。在職中の第一書記は20万6000人、駐村幹部は70万人である。彼らが積極的に大衆を助け意見を出して具体的な活動に取り組んだことは、貧困救済政策の措置がしっかりと実行されることを推進し、的確な貧困救済の「ラストワンマイル」を通じさせた。
“最后一公里”
“最后一公里”原指完成长途跋涉的最后一段里程,被引申为完成一件事情最后的关键性步骤。长期以来,扶贫开发工作就受困于“最后一公里”的问题。
习近平在多个场合指出,要实施贫困村提升工程,培育壮大集体经济,完善基础设施,打通脱贫攻坚政策落实“最后一公里”。即把脱贫攻坚重点放在改善生产生活条件上,着重加强农田水利、交通通信等基础设施建设和技术培训、教育医疗等公共服务建设,特别是要解决好入村入户等“最后一公里”问题。支持贫困地区农民在本地或外出务工、创业,这是短期内增收最直接见效的办法。劳务输出地政府和输入地政府,对贫困人口外出务工要多想办法、多做实事。
为加强脱贫攻坚一线工作力量,中央要求,每个贫困村都要派驻村工作队,每个贫困户都要有帮扶责任人。截至2019年4月,全国累计选派300多万县级以上机关、国有企事业单位干部参加驻村帮扶,在岗的第一书记20.6万人、驻村干部70万人。他们积极帮助群众出主意干实事,推动扶贫政策措施落地落实,打通了精准扶贫“最后一公里”。