「五つの一部」
習近平総書記は次のように強調した。「どのように扶助するか」という問題をよく解決するには、貧困地区と貧困人口の具体的な情況に基づいて、「五つの一部」というプロジェクトを実施する必要がある。一つ目は生産の発展によって一部の人口を貧困から脱却させることだ。労働能力を有する全ての人が自分の手によって素晴らしい明日を切り開き、現地の資源に立脚し、その場で貧困から脱却するよう導き支持する。二つ目は移住によって一部の人口を貧困から脱却させることだ。現地での貧困脱却が非常に困難な人々に対して、移住を実施し、計画に基づき、年度を分けて計画的に実施し、現地から引っ越すことができ、落ち着いて暮らすことができ、豊かになることができるよう確実に保証する。三つ目は生態補償によって一部の人口を貧困から脱却させることだ。貧困地区における生態の保護と回復の力を強め、重点生態機能区に対する移転支出(無償給付金)を増やし、政策の実施範囲を拡大し、労働能力のある貧困人口をその場で森林保護員など生態保護スタッフとして雇用する。四つ目は教育の発展によって一部の人口を貧困から脱却させることだ。貧困を解消することはまず無知を解消し、貧困救済はまず知力の扶助をし、国家の教育経費を引き続き貧困地区に傾斜配分し、基礎教育、職業教育に傾斜配分し、貧困地区の学校運営条件を改善し、農村貧困家庭の幼児、特に留守児童(両親の出稼ぎによって、農村に取り残された児童)に対して特殊な関心と愛を与えなければならない。五つ目は社会保障によって一部の貧困人口の最低限度の生活をしっかりと保障することだ。貧困人口の中で労働能力を全部あるいは一部喪失している人に対して、社会保障によって最低限度の生活をしっかりと保障する。農村貧困救済基準と農民の最低生活保障基準を統一的に計画して協調させ、その他の形式の社会救済の力を増大する。医療保険と医療救済を強化して、新型農村合作医療と重病保険政策を貧困人口に傾斜配分する。同時に、旧革命根拠地の貧困脱却の難関攻略の活動も高度に重視しなければならない。
「五つの一部」の貧困削減思想は、差異のある貧困大衆に異なる発展モデルを提供し、単一の貧困削減手段が異なる貧困大衆に実施されるときの限界性を回避した。的確な施策、的確な貧困救済を通じて、基本的ニーズを十分に満たしただけでなく、貧困人口の福利レベルの向上にも発展の機会をつくり出した。
“五个一批”
习近平强调,解决好“怎么扶”的问题,需要按照贫困地区和贫困人口的具体情况,实施“五个一批”工程。一是发展生产脱贫一批:引导和支持所有有劳动能力的人立足当地资源,实现就地脱贫,依靠自己的双手开创美好明天。二是易地搬迁脱贫一批:贫困人口很难实现就地脱贫的要实施易地搬迁,按规划、分年度、有计划组织实施,确保搬得出、稳得住、能致富。三是生态补偿脱贫一批:加大贫困地区生态保护修复力度,增加重点生态功能区转移支付,扩大政策实施范围,让有劳动能力的贫困人口就地转成护林员等生态保护人员。四是发展教育脱贫一批:治贫先治愚,扶贫先扶智,国家教育经费要继续向贫困地区倾斜、向基础教育倾斜、向职业教育倾斜,帮助贫困地区改善办学条件,对农村贫困家庭幼儿特别是留守儿童给予特殊关爱。五是社会保障兜底一批:对贫困人口中完全或部分丧失劳动能力的人,由社会保障来兜底,统筹协调农村扶贫标准和农村低保标准,加大其他形式的社会救助力度;通过加强医疗保险和医疗救助,使新型农村合作医疗和大病保险政策对贫困人口倾斜;同时,也应高度重视革命老区脱贫攻坚工作。
“五个一批”的减贫思想,为具有差异的贫困人群提供了不同的发展模式,避免了单一减贫手段在面对不同贫困群体时的局限性。通过精准施策、精准扶贫,既充分满足了基本需求,又为贫困人口福利水平的提升营造了发展机会。