二つの基準を一つにする

(的確な貧困脱却)

发布时间:2021-01-12 | 来源:中国網日本語版

二つの基準を一つにする


 2007年1月、党中央の「一号文書」は「全国で農村部における最低生活保障制度を確立する」という要求を打ち出した。中国はこれより最低生活保障と貧困救済・開発の二大制度を支柱とする、農村部の貧困救済の新たな枠組みを形成した。最低生活保障と貧困救済・開発は農村部の貧困救済・貧困削減、貧困脱却活動の基本的な制度であり、それぞれ特徴と強みがあり、政策による支援の相乗効果を生み、農村部における貧困対策の効果を全体的に高められる。


 しかし、最低生活保障と貧困救済・開発は異なる制度であり、それぞれ確立された経緯は異なり、政策目標と政策手段も異なっている。そのため、最低生活保障と貧困救済・開発の二制度の分担・調整や効果的な連動をしっかりと行うことは、貧困脱却の難関攻略戦の勝利に向けた重要な政策決定・配置になる。「農村部における最低生活保障制度と貧困救済・開発政策の効果的な連動の確保に関する指導意見」は次のような要求を出した。農村部における最低生活保障基準が国家の貧困救済基準より低い地域では、国家の貧困救済基準に従って農村部における最低生活保障の最低限基準を総合的に確定し、農村部における最低生活保障基準が国家の貧困救済基準に達している地域は、動的な調整メカニズムに従って科学的に調整する。


 「二つの基準を一つにする」とは、最低生活保障基準と貧困救済基準の統一を実現することだ。2016年1月から、農村部における最低生活保障基準が毎年1人当たり2808元になり、貧困救済基準と一致し、「二つの基準を一つにする」ことが実現された。しかも物価上昇率に従って毎年調整している。農村部における最低生活保障基準と貧困救済基準を並行的に引き上げ、貧困家庭の基本的な生活水準が小康社会の全面的完成にふさわしいものであるように保障することは、主に以下の三つの手段で実現する。一つ目は、一定の収入がある最低生活保障家庭は、実際の状況に基づき家庭の構成員の年平均収入を計算し、人数に基づき満額との差額を補填する。二つ目は、労働能力がなく、いかなる収入もない最低生活保障対象に対し、現地の最低生活保障基準に基づき全額を補助する。三つ目は、最低生活保障政策を十分に受け、最低生活保障補助金を満額受け取った後、生活にまだ比較的大きな困難がある家庭に対し、臨時的援助で生活の困難を解決する。


“两线合一”

 

  2007年1月,中央一号文件要求“在全国范围建立农村最低生活保障制度”,中国自此形成了以低保和扶贫开发两大制度为主干的农村扶贫新格局。低保与扶贫开发都是农村扶贫减贫和脱贫工作的基本制度安排,两项制度各具特点和制度优势,可以形成政策效应互补的帮扶合力,在整体上提升农村反贫困效果。


  然而,低保和扶贫开发是两项不同的制度安排,两项制度形成的历史路径不一,且有着不同的政策目标和政策手段。因此,切实做好低保和扶贫开发两项制度的分工协调和有效衔接,成为打赢脱贫攻坚战的重要决策部署。《关于做好农村最低生活保障制度与扶贫开发政策有效衔接的指导意见》要求,农村低保标准低于国家扶贫标准的地方,要按照国家扶贫标准综合确定农村低保的最低指导标准,农村低保标准已经达到国家扶贫标准的地方,要根据动态调整机制科学调整。


  所谓“两线合一”,就是实现低保标准和扶贫标准的统一。自2016年1月起,农村低保标准达到每人每年2808元,与扶贫标准相一致,实现了“两线合一”,并根据物价上涨水平每年进行调整。农村低保标准与扶贫标准同步提高,保障贫困家庭基本生活水平与全面建成小康社会相适应,主要是通过以下三条途径来实现的:一是对有一定收入的低保家庭,据实核算家庭成员年人均收入,按照人数足额补差;二是对无劳动能力、无任何收入的低保对象,按照当地低保标准全额补助;三是对充分享受低保政策,足额领取低保补助金后,生活仍有较大困难的家庭,通过临时救助帮助解决生活困难。