社会保障による基礎的支援

社会保障による基礎的支援

　社会保障による基礎的支援とは、「五つの一部」というプロジェクトの内容の一つだ。貧困人口において労働能力を全部あるいは一部喪失している人に対し、社会保障によって基礎的な支援を行い、農村部における貧困救済基準と最低生活保障基準を統括的に調整し、その他の形式の社会救済の力強さを増大し、医療保険と医療救済を強化し、新型農村協力医療と重病保険政策を貧困人口に傾斜配分することを指す。

　「貧困脱却の難関攻略戦の勝利に関する党中央・国務院の決定」は、「二つの困らず、三つの保障」という貧困脱却の難関攻略の目標を明確にした。「三つの保障」の目標は貧困救済の新たな位置付けであるだけでなく、社会保障制度の地位を正視し格上げし、社会保障制度構築の充実化の必要性を強化した。「決定」は社会保障による貧困削減の役割を十分に発揮し、一連の社会保障面の貧困削減措置を打ち出すことを要求し、開発式貧困救済と農村部における最低生活保障基準が中国の貧困対策における重要な戦略的措置であることを特に強調した。また、二つの制度の接続をしっかり行い、2020年までに貧困地域の最低生活保障基準が段階的に貧困脱却の基準に達することを確実に保証することを要求した。

社会保障兜底

　　社会保障兜底是“五个一批”工程的内容之一，指对贫困人口中完全或部分丧失劳动能力的人，由社会保障来兜底，统筹协调农村扶贫标准和农村低保标准，加大其他形式的社会救助力度，加强医疗保险和医疗救助，将新型农村合作医疗和大病保险政策向贫困人口倾斜。

　　《中共中央国务院关于打赢脱贫攻坚战的决定》明确了“两不愁三保障”的脱贫攻坚目标。“三保障”的目标不仅是扶贫的新定位，也正视并提升了社会保障制度的地位，强化了完善社会保障制度建设的必要性。《决定》要求充分发挥社会保障减贫作用，提出一系列的社会保障减贫举措，特别强调开发式扶贫和农村低保制度均是中国反贫困的重要战略举措，要求做好两项制度的衔接，2020年前确保贫困地区的低保标准逐步达到脱贫标准。