立体的な貧困救済の枠組み
「人々の心が一つになれば泰山を移すことができる」。貧困脱却と富裕化は貧困地域だけのことではなく、全党・全社会の共同責任であり、社会全体の力を総動員して、特別貧困救済、特定業界の発展による貧困救済、社会的な貧困救済など多方面の力や措置を有機的に結び付け、互いに支え合う「三位一体」の立体的な貧困救済の仕組みをより速く形成しなければならない。
まず東部と西部の貧困救済協力を強化し、東部がより力強く西部を援助するように導く。東部は金銭や物資の援助だけでなく、産業面での協力と、東部の人材、資金、技術の貧困地域への流動を推し進め、貧困地域の人的資源と自然資源の強みを十分に掘り起こし、ウインウインを実現しなければならない。省レベルの協力だけではなく、さらに市・県レベルの協力も推し進めなければならない。
次は党・政府機関における専門貧困救済メカニズムの構築を推進し、各部門が担当する専門貧困救済の任務を積極的に完遂するのを支援する。近年、中央と国家機関の各部門、人民団体など専門貧困救済の任務を担当する組織は貧困救済を巡って多くの取り組みを行い、貧困救済・開発に重要な貢献を果たした。今後のポイントは、制度建設を巡って各組織の責任を明確にし、審査・評価メカニズムを構築することだ。
三つ目は国有企業がより多くの貧困救済・開発の任務を担うことを奨励することだ。専門貧困救済の任務を担うことは、中央企業の政治責任であり、少しもいい加減なことがあってはならない。
助け合い、危機や困難に困っている人を救済することは中華民族の伝統的な美徳だ。今後、中国は他国が成功した方法を深く研究し、参考し続け、慈善事業制度を革新し、社会各界の力が貧困救済事業に参加するように働きかけ、各種企業、社会団体、個人が貧困脱却の難関攻略活動に参加することを奨励・支持する。同時に、社会的な貧困救済の重点を末端に行き渡らせるのを積極的に推し進め、援助の資源が貧困村や貧困世帯へと移ることを促進し、的確な貧困救済の政策との効果的な結合を実現する。
大扶贫格局
“人心齐，泰山移”。脱贫致富不仅仅是贫困地区的事，也是全党全社会的共同责任，需要广泛动员和凝聚全社会力量，加快形成专项扶贫、行业扶贫、社会扶贫等多方力量、多种举措有机结合和互为支撑的“三位一体”大扶贫格局。
首先是强化东西部扶贫协作，引导东部地区加大对西部地区的帮扶力度。东部地区不仅要帮钱帮物，更要推动产业层面的合作，推动东部地区人才、资金、技术向贫困地区流动，充分发掘贫困地区的劳动力资源与自然资源优势，实现双方共赢；不仅要推动省级层面协作，而且要推动市县层面协作。
其次是推进党政机关定点扶贫机制建设，支持各部门积极完成所承担的定点扶贫任务。近年来，中央和国家机关各部门、人民团体等承担定点扶贫任务的单位，围绕扶贫做了不少事情，为扶贫开发作出了重要贡献。今后的工作重点是围绕制度建设，明确各单位责任，建立考核评价机制。
第三是鼓励国有企业承担更多扶贫开发任务。承担定点扶贫任务，是中央企业的政治责任，不能有丝毫含糊。
守望相助、扶危济困是中华民族的传统美德。今后，中国将继续深入研究、借鉴其他国家的成功做法，创新慈善事业制度，动员全社会力量广泛参与扶贫事业，鼓励支持各类企业、社会组织、个人参与到脱贫攻坚工作中来。同时，积极推动社会扶贫重心下沉，促进帮扶资源向贫困村和贫困户流动，实现同精准扶贫政策的有效对接。