東西協力による貧困救済

(的確な貧困脱却)

发布时间:2021-01-12 | 来源:中国網日本語版

東西協力による貧困救済


 東西協力による貧困救済は、東部の発達した省や直轄市が西部の貧困地域と貧困救済協力を結んで展開することであり、国家が共同富裕の目標を実現するために打ち出した制度だ。1996年から数回にわたる調整を経て、東西による貧困救済協力は現在までに、九つの省(直轄市)と五つの計画単列市(省レベルの経済権限を与えられている市)、四つの大都市が西部の10の省(自治区・直轄市)を援助する活動の枠組みを形成している。東西による貧困救済協力は形式が多様で、政府による援助、企業協力、社会による援助、人材による支援を主とする基本的な仕組みを形成している。


 東西による貧困救済協力活動を実施して以来、東部の発達した省と西部の貧困地域は協力して貧困対策を行う実践の中で、貧困救済の方法とモデルを模索し続けてきた。具体的には、企業協力に基づく貧困救済モデル、ハイレベル意思疎通メカニズム創設の貧困救済モデル、貧困の重点を選定する貧困救済モデルがある。


 一つ目は、東西協力による企業協力に基づく貧困救済モデルだ。東部と西部の企業協力の推進を通して、貧困地域の企業の発展をけん引し、市場を活性化し、労働力の素質を高め、立ち遅れた地域の貧困問題を解決することを指す。例えば、山東省の14の地区レベルの市は、重慶市の14の国家貧困救済・開発活動重点県と協力援助し、企業協力の基礎の上で政府の援助を勝ち取る。同時に、社会援助を積極的に展開し、社会的な力が貧困救済へ参加することを推し進める。


 二つ目は、東西協力によるハイレベル意思疎通メカニズム創設の貧困救済モデルだ。東西による貧困救済協力をする双方が、効果的な意思疎通と交流のメカニズムを創設し堅持することを指す。例えば、1996年から2019年まで、福建省と寧夏回族自治区は毎年1回合同会議を開き、福建・寧夏協力にある大きな方針と方向を確実に保証し、双方が必要とする情報を適時に取得することを保証し、先進的なマネージメント理念を交流学習している。双方は省から各区・県、各レベルのドッキング強化を通してコミュニケーションの適時性を高める。


 三つ目は、東西協力による重点的な貧困地域に集中する貧困救済モデルだ。貧困地域の中でも、貧困の度合いがさらに深刻な地域を貧困救済重点とする貧困救済方式を指す。例えば、2010年に内蒙古自治区のウランチャブ市と赤峰市の経済と社会の発展が停滞し、貧困が大きくかつ深刻になる実際の状況に基づき、北京・内蒙古貧困救済協力は、もともと八つの盟市(少数民族自治区内の市)への援助を調整して、ウランチャブ市と赤峰市のそれぞれ八つの旗(県、市)を重点的に援助する調整を行った。


 東西による貧困救済協力は「西部大開発」戦略の実施を力強く推し進め、貧困削減事業に大きな貢献を果たし、貧困救済・開発の実践においていくつかの成功体験を形成した。一つ目は、貧困救済協力をする双方の長期的な意思疎通と交流のメカニズムの構築。長期的な意思疎通と交流のメカニズムは、双方が貧困救済活動を展開する前提だ。二つ目は、企業協力の重視。企業の発展は貧困地域の市場の活力を迅速かつ効果的に活性化し、貧困地域の経済を発展する。三つ目は、人材交流の重視。人材は貧困地域が持続可能な発展をする保障だ。


东西部扶贫协作

  

  东西部扶贫协作,即东部发达省市与西部贫困地区结对开展扶贫协作,是国家为实现共同富裕目标作出的一项制度性安排。自1996年开始,经过几次调整和变动,东西部扶贫协作已形成目前9省(市)、5个计划单列市和4个大城市对口帮扶西部10个省(区、市)的工作格局。东西部扶贫协作形式多样,形成了以政府援助、企业合作、社会帮扶、人才支持为主的基本工作框架。


  实施东西部扶贫协作工作以来,东部发达省份与西部贫困地区在结对治理贫困的具体实践中不断探索扶贫方式与模式,具体有:基于企业合作层面的扶贫模式、创建高层沟通机制的扶贫模式、选择贫困重点的扶贫模式。


  其一,基于企业合作层面的东西部扶贫协作模式。指通过推动东西部地区的企业合作,带动贫困地区企业的发展,增强贫困地区的市场活力,提高贫困地区劳动力素质,解决落后地区的贫困问题。比如,山东省的14个地级市结对帮扶重庆市的14个国家扶贫开发工作重点县,在企业合作的基础上,争取政府援助。同时,积极开展社会帮扶,推动社会力量参与扶贫。


  其二,创建高层沟通机制的东西部扶贫协作模式。指东西部扶贫协作双方创建与坚持有效的沟通交流机制。比如,1996年至2019年,福建省与宁夏回族自治区每年召开一次联席会议,确保闽宁协作中的大方针和大方向,保证双方及时获取需要的信息,交流学习先进管理理念。双方通过加强省到各区县各层级的对接,提高了沟通的时效性。


  其三,集中于重点贫困地区的东西部扶贫协作模式。指将贫困地区中贫困程度更深的地区作为扶贫重点的扶贫方式。比如,2010年,根据内蒙古自治区乌兰察布市、赤峰市两地经济社会发展滞后、贫困面大、贫困面深的实际情况,京蒙扶贫协作作出了调整:由原来帮扶8个盟市调整为重点帮扶乌兰察布市与赤峰市各8个旗(县、市)。


  东西部扶贫协作有力推动了“西部大开发”战略的实施,为减贫事业作出了巨大贡献。在扶贫开发实践中,形成了一些成功的经验:一是建立扶贫协作双方的长期沟通与交流机制,这是双方开展扶贫工作的前提;二是重视企业合作,企业的发展能迅速而有效地激活贫困地区的市场活力,发展贫困地区经济;三是注重人才交流,人才是贫困地区可持续发展的保障。