ボトムラインとしての任務
第18回党大会以来、習近平総書記は、ボトムラインの考え方で仕事を上手にこなさなければならないと幾度も強調した。ボトムラインを意識した思考は、ボトムラインを指向とする一種の考え方と意識で、矛盾を避けず、弱みを隠さず、発生が予想される問題ごとに客観的に分析し、適切に解決することが求められる。
この考え方は、習総書記の貧困救済活動に関する重要な論述にも体現されている。習総書記は次のように指摘した。農村の貧困人口が期限通りに貧困脱却し、全貧困県がレッテルを除去し、地域的な貧困問題が解決されることは、小康社会の全面的完成におけるボトムラインとしての任務で、中国共産党の厳かな約束だ。農村の貧困人口全員の貧困脱却がなければ、小康社会の全面的完成もなく、このボトムラインとしての任務はいかなる手抜きが許されず、人民への共産党の約束もいかなる手抜きが許されない。
第18回党大会以来、党中央は貧困人口の貧困脱却を小康社会の全面的完成におけるボトムラインとしての任務と代表的な指標とし、全国的に貧困脱却の難関攻略戦を開始した。貧困脱却の難関攻略は「ボトムラインとしての任務」と位置付けられており、質の保障(「二つの困らず、三つの保障」)と量の保障(農村の貧困人口全体の貧困脱却)の完成を意味しているだけではなく、貧困脱却の難関攻略が小康社会の全面的完成における「脆弱部分の補強」という重要な任務として、期限通りに完遂されなければならないことを意味している。
底线任务
中共十八大以来,习近平多次强调,要善于运用底线思维的方法。底线思维是以底线为导向的一种思维方法和心态,要求不回避矛盾,不掩盖不足,客观分析每个可能出现的问题,并妥善加以解决。
这一思维方法也体现在习近平关于扶贫工作的重要论述之中。他指出,农村贫困人口如期脱贫、贫困县全部摘帽、解决区域性整体贫困,是全面建成小康社会的底线任务,是中国共产党作出的庄严承诺。没有农村贫困人口全部脱贫,就没有全面建成小康社会,这个底线任务不能打任何折扣,党向人民作出的承诺不能打任何折扣。
中共十八大以来,中共中央把贫困人口脱贫作为全面建成小康社会的底线任务和标志性指标,在全国范围全面打响了脱贫攻坚战。脱贫攻坚作为“底线任务”,不仅意味着要保质(“两不愁三保障”)保量(农村贫困人口全部脱贫)完成,还意味着脱贫攻坚作为全面建成小康社会“补短板”的关键任务,必须如期完成。