貧困脱却の質の向上
貧困脱却の難関攻略は、貧困救済対象の数値化した貧困脱却の基準を規定した。「一つの基準到達、二つの困らず、三つの保障」である。だが軽視されやすいのは、貧困脱却の基準を単純に当てはめて、貧困脱却したかどうかを評価することが、数字だけでの貧困脱却や虚偽の貧困脱却を招きかねないことだ。そこで、貧困脱却の質の概念は打ち出された。その意味は、貧困脱却の基準が真の貧困脱却という原点に戻るようにさせることにある。ある意味で、貧困脱却の質とは完全な貧困脱却の基準であり、結果の真実性、貧困脱却の安定性、成果の顕著性、手続きの規範性といった四つの側面が含まれる。
これに対し、習近平総書記は次のように指摘した。貧困脱却は数を見る以上に質を見なければならず、期限になって貧困脱却の任務を完了したと言った以上、1、2年後にまた大規模な貧困への後戻りがあってはならない。多角的に取り組んで貧困脱却の質を向上させ、貧困脱却の成果を確かなものにしなければならない。貧困脱却の基準を厳しく管理し、貧困脱却認定の手続きを厳格に行い、真の貧困からの脱却と真の貧困脱却を確実に保証しなければならない。貧困への後戻り防止を重要な位置に据え、貧困脱却人口の現状を適時に再確認し、貧困への後戻り人口と新たに発生した貧困人口を速やかに支援しなければならない。安定した貧困脱却に向けた長期的に有効なメカニズムを模索・構築し、特定産業の発展による貧困救済を強化し、消費による貧困救済を導き、職業訓練の力強さを強め、非農業部門への労働力の移転を促し、貧困人口に安定した仕事に就かせなければならない。他郷移転による貧困救済の後続支援をしっかりと行い、貧困救済と志的支援・知的支援の結び付きを強め、貧困脱却の活動が持続可能で内在的な原動力を持つようにさせなければならない。
提高脱贫质量
脱贫攻坚规定了扶贫对象的量化脱贫标准,“一达标、两不愁、三保障”。但是,容易被忽视的是,单纯地套用脱贫标准来评价是否脱贫容易导致数字脱贫、虚假脱贫现象。脱贫质量的概念由此应运而生,其意义是让脱贫标准回归真正脱贫的内涵。在某种意义上,可以说脱贫质量是完整版的脱贫标准,内涵包括结果真实、稳定脱贫、效益良好和程序规范四个方面。
对此,习近平指出,脱贫既要看数量,更要看质量,不能到时候都说完成了脱贫任务,过一两年又大规模返贫。要多管齐下提高脱贫质量,巩固脱贫成果。要严把贫困退出关,严格执行退出的标准和程序,确保脱真贫、真脱贫。要把防止返贫摆在重要位置,适时组织对脱贫人口开展“回头看”,对返贫人口和新发生贫困人口及时予以帮扶。要探索建立稳定脱贫长效机制,强化产业扶贫,组织消费扶贫,加大培训力度,促进转移就业,让贫困群众有稳定的工作岗位。要做好易地扶贫搬迁后续帮扶。要加强扶贫同扶志扶智相结合,让脱贫具有可持续的内生动力。