教育による貧困救済
新中国成立以来、党と国家は教育事業の発展を非常に重視し、小中一貫の９年制義務教育の普及、青壮年の非識字者対策、優れた教育資源のバランスが取れた発展、貧困家庭の子どもに対する的確な援助など、一連の教育による貧困救済措置と行動の展開は、貧困救済の難関攻略に大きな貢献を果たした。第18回党大会以来、習近平総書記は「小康社会の全面的完成」を巡って一連の新たな思想・論断・要求を提起し、貧困救済活動に一連の重要な配置を打ち出し、教育による貧困救済について明確な要求を出した。2015年11月、習総書記は中央貧困救済・開発活動会議において、次のように強調した。教育は貧困の世代継承を根本から断つ方法で、貧困地域の教育事業は長期的なもので、大いに気力を注いでしっかりと行わなければならず、貧困救済は豊かな懐が必要なだけではなく、豊かな頭脳も必要だ。
「教育による貧困救済プロジェクト実施に関する意見」に基づき、基礎教育は、貧困地域の劣悪な学校運営条件、脆弱な教育インフラ、優れた教師陣の不足、教育経費不足などが招く基礎教育運営に関する質と量の基準未達、および基礎教育普及の基準未達などの問題を主に解決する。職業教育は、貧困脱却と富裕化促進の能力を向上させ、貧困地域の貧困人口の自主的発展の能力を高め、貧困地域の地域経済を発展させ、貧困地域の「造血能力」不足などの問題を解決する。高等教育は、貧困地域の経済、産業、科学技術の発展と結び付き、貧困地域の産業構造のアップグレードを促すとともに、「高等学校の学生を募集する優遇政策実施の継続」を通して、貧困地域の学生が高等教育を受ける機会を保障し、増加する。
教育扶贫
新中国成立以来，党和国家十分重视发展教育事业，开展普及九年制义务教育、扫除青壮年文盲、均衡发展优质教育资源、精准帮扶贫困家庭子女等一系列教育扶贫措施和行动，对扶贫攻坚作出了卓越贡献。中共十八大以来，习近平围绕“全面建成小康社会”提出了一系列新思想、新论断、新要求，对扶贫工作作出了一系列重要部署，对教育扶贫提出了明确要求。2015年11月，习近平在中央扶贫开发工作会议上强调，教育是阻断贫困代际传递的治本之策，贫困地区教育事业是管长远的，必须下大力气抓好，扶贫既要富口袋，也要富脑袋。
根据《关于实施教育扶贫工程的意见》，基础教育主要解决贫困地区办学条件差、教育基础设施薄弱、优质师资队伍欠缺、教育经费不足等造成的基础教育办学质量不达标以及基础教育普及程度不达标等问题；职业教育要提高促进脱贫致富的能力，提高贫困地区贫困人群的自主发展能力，发展贫困地区区域性经济，解决贫困地区“造血能力”不足等问题；高等教育一方面要与贫困地区的经济、产业、科技发展相结合，促进贫困地区产业结构升级，另一方面要通过“继续实施高校招生倾斜政策”，保障和增加贫困地区学生接受高等教育的机会。