軍備管理

軍備管理

　軍備管理は、国家あるいは国際機関が二国間や多国間の国際条約を通して兵器システムの研究、試験、生産、配置、使用および譲渡、または軍隊規模などを制限することを指す。その目的は軍事力の危険性の軽減や、戦争勃発時に相対的な抑制を行うことにある。

　中国は国際軍備管理のプロセスを重視するとともに積極的に参加し、国際連合およびその他の関係国際機関や多国間メカニズムの役割を十分に発揮し、多国間軍備管理や軍縮、拡散防止体系を強化し、各国の正当で合理的な安全保障への関心を尊重・配慮し、グローバル戦略のバランスと安定を守ることを主張している。核軍縮の分野で、中国は核兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄を一貫して主張してきた。拡散防止の分野で、中国は大量破壊兵器やその運搬手段の拡散に断固反対し、拡散防止の分野におけるあらゆる国際条約や関連国際機関に参加してきた。化学・生物兵器禁止の分野で、中国は「化学兵器禁止条約」「生物兵器禁止条約」の各種義務を着実に履行し、相応する条約履行メカニズムを構築した。宇宙空間における軍拡競争の防止の分野で、中国政府は一貫して宇宙空間の平和的利用を主張し、宇宙空間への兵器配置と宇宙空間における軍拡競争に反対してきた。通常兵器の軍備管理の分野で、中国は「特定通常兵器使用禁止制限条約」およびその議定書に規定されている各種義務を厳格に履行し、要請に基づいて条約およびそれに付属する「地雷、ブービートラップおよび他の類似の装置の使用の禁止または制限に関する議定書」の年度条約履行報告を提出している。軍事費の透明性と通常兵器譲渡登録の分野で、中国は2007年から国連軍事費支出報告制度に参加するとともに、国連軍備登録制度への参加を再開し、年度報告を提出するようになり、世界各国との軍事相互信頼の強化に力を注いだ。そのほか、中国は一貫して軍隊の人数や規模を国家の安全防衛に必要な最低限に抑え、単独の軍縮行動を何度も自発的に取ってきた。

军备控制

　　军备控制，是指国家或国际组织通过双边或多边国际条约对武器系统的研究、试验、生产、部署、使用及转让或军队规模等进行的限制，目的在于减轻军事存在的危险性和一旦战争爆发时进行相对的克制。

　　中国重视并积极参与国际军备控制进程，主张充分发挥联合国及其他相关国际组织和多边机制作用，巩固和加强现有多边军控、裁军和防扩散体系，尊重和照顾各国正当合理安全关切，维护全球战略平衡和稳定。在核裁军方面，中国一贯主张全面禁止和彻底销毁核武器。在防扩散方面，中国坚决反对大规模杀伤性武器及其运载工具扩散，参加了防扩散领域所有的国际条约和相关国际组织。在禁止化学、生物武器方面，中国认真履行《禁止化学武器公约》《禁止生物武器公约》的各项义务，建立了相应的履约机制。在防止外空军备竞赛方面，中国政府一贯主张和平利用外空，反对外空武器化和外空军备竞赛。在常规武器军控方面，中国严格履行《特定常规武器公约》及其议定书规定的各项义务，按要求提交公约及其所附《地雷议定书》年度履约报告。在军费透明和常规武器转让登记方面，中国从2007年起参加联合国军费透明制度，同年起恢复参加联合国常规武器登记册并提交年度报告，致力于增进与世界各国的军事互信。此外，中国始终将军队的数量和规模控制在维护国家安全需要的最低限度，多次主动采取单方面的裁军行动。