北京香山フォーラム

北京香山フォーラム

　「北京香山フォーラム」はもともと「香山フォーラム」といい、2006年に中国軍事科学学会が発起したアジア太平洋地域の安全保障のための「トラック2」の対話のプラットフォームだった。フォーラムは2014年の第5回から「トラック1.5」に昇格し、レベルも規模も大幅に向上し、参加者がアジア太平洋地域や地域外の関係国の国防部あるいは軍隊指導者、国際機関の代表者、軍隊と政府の元要人、著名な学者にまで拡大した。2015年の第6回から、香山フォーラムは中国軍事科学学会と中国国際戦略学会による共同主催になった。2018年の第8回から、名称を北京香山フォーラムに改めた。現在、北京香山フォーラムは大きな国際的影響力を備えた、国際安全保障・防衛分野における対話を行う重要なプラットフォームになっている。

　フォーラムは開放、包容、相互参考、協力の理念を堅持し、アジア太平洋地域および世界の安全保障の新たな情勢、機会、試練に焦点を合わせ、平等な対話、互恵協力、共同安全を提唱している。知恵の結集、コンセンサスの拡大、相互信頼の深化を図ることで、安全保障対話と防衛交流の強化や地域の平和と安定の促進のために積極的な役割を果たすことを目指している。

　2019年10月20日から22日に第９回北京香山フォーラムが北京国際会議センターで開かれ、76の政府代表団、23カ国の国防長官、6カ国の軍隊参謀総長（国防軍司令官）、八つの国際機関の代表者および専門家や各国のオブザーバーら1300人余りがゲストとして出席し、「国際秩序を維持し、アジア太平洋の平和を共同構築」をテーマに活発な検討・討論が繰り広げられた。

北京香山论坛

　　北京香山论坛原称香山论坛，于2006年由中国军事科学学会发起，初为亚太地区安全“二轨”对话平台。论坛从2014年第5届起升级为“一轨半”，层级规模大幅提升，与会人员扩展为亚太地区和域外相关国家的国防部或军队领导人、国际组织代表、前军政要员及知名学者。自2015年第6届起，香山论坛由中国军事科学学会和中国国际战略学会共同主办。2018年第8届，更名为北京香山论坛。目前，北京香山论坛已发展成为具有重要国际影响力、开展国际安全和防务对话的重要平台。

　　论坛坚持开放、包容、互鉴、合作的理念，聚焦亚太地区乃至全球安全新形势、新机遇、新挑战，倡导平等对话、互利合作、共同安全，致力于集聚智慧、扩大共识、增进互信，为增强安全对话与防务联系、促进地区和平稳定发挥积极作用。

　　2019年10月20日至22日，第9届北京香山论坛在北京国际会议中心举行，76个官方代表团、23国国防部长、6国军队总长（国防军司令）、8个国际组织代表及专家学者和各国观察员等1300余名嘉宾出席，围绕“维护国际秩序，共筑亚太和平”主题展开了多场研讨。