貴州モデル
貴州は中国の貧困脱却堅塁攻略の主戦場の一つであった。貴州88県(県級市・区)のうち66県は貧困県であり、省全体での貧困人口数は全国の10%近くを占めていた。第18回党大会以来、貴州省の党委員会・政府は習近平総書記の「人民を中心とする」貧困救済の理念を真剣に徹底し、「的確な貧困救済」の方針に沿って、「貧困地区・貧困人口自身の貧困脱却への自信・能力両方の向上を支援する」貧困救済・貧困削減に取り組み、「社会全体で協調し力を出しあう」貧困救済・貧困削減の枠組みおよび「多元的アプローチの配置」という貧困救済・貧困削減体系をうち立てた。一連の的確で効果的な特色ある施策によって、全省で923万人の貧困人口をすべて貧困脱却へ導き、全国の貧困人口が最も多かった省から貧困削減人口が最も多い省へと変化し、中国の貧困脱却堅塁攻略の「省級モデル」を確立させた。
2012年から2020年にかけて、貴州の貧困削減人口は過去数十年の貧困削減人口の総計を上回り、その規模はイエメン、イラク、アンゴラ、南アフリカ共和国、ザンビアなどの現在の貧困人口の総計に相当する。
貧困脱却堅塁攻略において、貴州は全国で最大規模の移住・転居による貧困救済を実行し、生態環境の脆弱な地域に居住する貧困人口が移住した。4年余りの歳月をかけて、貴州が移住・転居による貧困救済を行ったのは累計で192万人であり、949の貧困救済のための移住・転居用団地の建設プロジェクト、46万5000戸の住み替え住宅を完成し、90万7700人の移住・転居者の就業を解決し、1戸当たり1人以上の就業を実現させた。貴州は高効率の移住・転居による貧困救済を実現させ、中国の人口移動の歴史における壮挙を成し遂げた。
贵州样板
贵州是中国脱贫攻坚主战场之一。贵州88个县(市、区)中有66个是贫困县,全省贫困人口数量占全国近十分之一。中共十八大以来,贵州省委省政府认真贯彻习近平“以人民为中心”的扶贫理念,落实“以精准为原则”的扶贫方略,实施“志智同扶”的扶贫减贫行动,构建“全社会协调发力”的扶贫减贫格局和“多元路径布局”的扶贫减贫体系,通过一系列精准有效的特色战法,带领全省923万贫困人口全部脱贫,从全国贫困人口最多的省份变成全国减贫人数最多的省份,树立了中国脱贫攻坚的“省级样板”。
2012年至2020年,贵州减贫人口超过本省过去几十年减贫人口的总和,其减贫数量相当于也门、伊拉克、安哥拉、南非、赞比亚等国家现有贫困人口的总和。
在脱贫攻坚战中,贵州实行了全国最大规模的易地扶贫搬迁,将居住在生态环境脆弱地区的贫困人口搬迁出来。4年多时间,贵州累计实施易地扶贫搬迁192万人,建设易地扶贫搬迁安置项目949个、安置住房46.5万套,解决90.77万搬迁劳动力就业,实现户均一人以上就业。贵州以高效率完成大规模易地搬迁,成为中国人口迁徙史上的一个壮举。