龍場で悟りを開く

(貴州)

发布时间:2022-01-05 | 来源:中国網日本語版

龍場で悟りを開く


 龍場は貴州省修文県に位置する。明の思想家王陽明(1472~1529)はこの地に左遷されていたが、災い転じて福となし、突然悟りを開き、新しい思想の道を切り開いた。これが中国思想史で有名な「龍場悟道(龍場で悟りを開く)」である。


 明の武宗の時代、正徳元年(1506年)、王陽明は宦官劉瑾に反発したため、龍場駅丞に左遷された。龍場は当時、2人の土司が治めており、政治は複雑化して危険な状態にあり、生活条件は極めて厳しかった。しばらくの間、彼は洞窟にこもりきり、壁に向かって思考し続けるしかなかった。


 王陽明は、悩み苦しみ続け、昼夜反省していたときに、ふと悟りが芽生え、心は万事万物を感じとる根元だと考え、「心即理」という命題をうち出した。修文県にいる間、王陽明は早期心学の代表作として「教条示龍場諸生」「瘗旅文」「象祠記」などの詩文を書いた。


 陽明洞は、修文県栖霞山にあり、2006年に国務院によって公布された第6陣全国重点文化財保護施設の一つである。この洞窟のそばには清時代の建築が数基現存し、題詠も石彫も多い。民国時代にはここで張学良が蒋介石に軟禁された。


龙场悟道


  龙场位于贵州省修文县。明朝思想家王阳明(1472—1529)曾被贬至此,却因祸得福、突然顿悟,开辟了一条新的思想道路。这就是中国思想史上著名的“龙场悟道”。


  明武宗正德元年(1506),王阳明因反对宦官刘瑾被贬为龙场驿丞。龙场当时处于两大土司之间,政治复杂、险象环生,生活条件极为艰苦。有一段时间,他甚至只能寄居山洞,面壁思考。


  王阳明在艰难困顿中日夜反省而顿悟,认为心是感应万事万物的根本,提出“心即理”的命题。在修文期间,王阳明写下了早期心学代表作《教条示龙场诸生》以及《瘗旅文》《象祠记》等诗文。


  阳明洞位于修文县城东栖霞山,2006年被国务院公布为第六批全国重点文物保护单位之一。洞旁现存清代建筑数座,石刻题咏甚多,民国时期张学良曾被蒋介石软禁于此。