トン族の大歌
トン族の大歌は、「東方の最も美しいハーモニー」と称賛され、かつてウィーンゴールデンホールでその歌声を響かせた。2009年に、ユネスコにより「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録された。
トン族の大歌は、春秋戦国時代に端を発し、宋代にはかなり成熟し、明代で盛んになった。現在、主に貴州省黔東南地区の黎平県、従江県、榕江県などのトン族の集中居住区および広西三江トン族自治県で流行している。トン族の大歌は曲目が多く、その題材はきわめて広範であり、トン族の社会構造、婚姻、文化伝承と精神生活の重要な構成部分となっている。
トン族は文字を持たない民族であり、その文化は口頭伝承の方法に頼るしかないため、歌唱は「文化を歌で伝える」という歴史的な重責を担っている。それは単なる民間音楽や民間芸術の類ではなく、トン族人の精神生活の中での最高の境地であり、トン族人が厳格に守ってきた行動基準でもある。
トン族の大歌の伝承・保護は一貫して国家により重視されてきた。1953年、貴州省黎平の民謡歌手が「全国第1回民謡音楽舞踊コンクール」という舞台に初登場した。その後、次々とトン族の大歌は世界の舞台へと羽ばたき、そのパフォーマンスは現代のトン族の大歌の一つの重要な保存・普及の方法となっている。このほか、トン族の大歌などの民族文化は授業でも扱われるようになり、地方教育の特色になっている。
侗族大歌
侗族大歌被誉为“东方最美和声”,曾唱响维也纳金色大厅,2009年被联合国教科文组织列入人类非物质文化遗产代表作名录。
侗族大歌源于春秋战国时期,至宋代比较成熟,至明代盛行。目前,它主要流行于贵州省黔东南地区的黎平县、从江县、榕江县等侗族聚居区和广西三江侗族自治县。侗族大歌曲目众多,内容极为广泛,是侗族社会结构、婚恋关系、文化传承和精神生活的重要组成部分。
侗族是一个没有文字的民族,侗族文化只能以口头的形式传承,歌唱便担负着“以歌传文”的历史重任。它不单纯是一种民间音乐或民间艺术,更是侗族人精神生活的最高境界,也是侗族人严格恪守的行为准则。
侗族大歌的传承和保护一直受到国家重视。1953年贵州黎平民间歌手首次登上“全国首届民间音乐舞蹈会演”的舞台,此后侗族大歌频频走向世界舞台,登台表演成为当代侗族大歌一种重要的存衍方式。此外,侗族大歌等民族文化也走进课堂成为地方教育特色。