スイ族(水族)
スイ族は睢水流域に起源を持ち、自ら「睢」と名乗っていた。後に移動して百越族群と融合し、唐代には正式に「水」という名で中華民族の歴史に登場した。
スイ族は人口が40万人余りで、主に貴州省三都スイ族自治県に集中して居住しており、その他は貴州省と広西省の境にある複数の県に住んでいる。スイ族の居住地は苗嶺山脈の南側、都柳江と龍江の上流に位置し、木々が生い茂り、山並みや河はまるで山水画のようである。魚、米、花、くだものがよくとれる。スイ族は民謡の中でたびたび「鳳凰の羽根のように美しい」と故郷を表現している。
三都は全国唯一のスイ族自治県であり、全国の6割のスイ族が三都に居住している。県内の森林被覆率は72.47%に達し、マイナスイオン濃度は1立方センチメートル当たり1万~5万個であることから、「中国森林酸素バー」「中国の魅力ある生態環境県」と称えられている。県内には尭人山国家級森林公園、都柳江省級風景名勝区、国家3A級観光エリアの姑魯産蛋崖などがある。
スイ族の文化・芸術はいろどり豊かで、神話や詩歌などの口頭文学のほか、切り紙、刺繍、染め物、彫刻などの美術工芸がある。中でもスイ族の「馬尾刺繍」は最も特色ある刺繍工芸であり、2006年に第1陣の国家級無形文化遺産保護リストに登録された。また、スイ族の刺繍には、平繍、中空繍、結線繍、ねじ繍、絞繍、皺繍などがある。
スイ族は親切で客好きで、酒を尊んでいる。豚の頭、鶏の頭は敬意の象徴であるため、鶏の頭で客人をもてなし、豚の頭は、客人を送る際の供物にするのである。
スイ族は、民族の言語と文字を持つ。スイ族の文字は「水書」と呼ばれ、殷の甲骨文字に似た古い象形表意文字であり、現在分かっているだけで400字以上の単字がある。スイ族の暦は夏暦とほぼ同じものであるが、8月を年末、9月を年初とするところが異なっている。8月末から10月初めにかけての「端節」は、スイ族の最も盛大な祝日であり、スイ族言語では「借端」と言い、漢族にとっての春節に相当する。また一部のスイ族は「卯節」つまり水暦の9月、10月の卯の日を祝う。
水族
水族发祥于睢水流域,自称为“睢”,后迁徙融入百越族群,至唐代正式以“水”立名载入中华民族史册。
水族人口40余万,主要聚居在贵州省三都水族自治县,其余散居在贵州和广西交界的多个县。水族居住地位于苗岭山脉以南,都柳江和龙江上游,森林密布,山水如画,是鱼米花果之乡,水族在民歌中常以“像凤凰羽毛一样美丽”来形容自己的家乡。
三都是全国唯一的水族自治县,全国六成水族人口聚居三都。全县森林覆盖率达72.47%,负氧离子浓度为每立方厘米1万—5万个,荣获“中国森林氧吧”“中国生态魅力县”等称号。境内有尧人山国家级森林公园、都柳江省级风景名胜区和国家3A级旅游景区——姑鲁产蛋崖等。
水族文化艺术丰富多彩,除了神话、诗歌等口头文学之外,还有剪纸、刺绣、印染和雕刻等工艺美术。其中,水族马尾绣是最具特色的刺绣工艺,2006年,被列为首批国家级非物质文化遗产保护名录。此外,水族的刺绣还有平绣、空心绣、结线绣、螺线绣、绞绣、皱绣等。
水族热情好客,以酒为贵。猪头、鸡头象征尊贵,所以鸡头要敬给客人,猪头留作饯行席的供祭品。
水族有本民族的语言文字。水族文字被称为“水书”,是一种类似殷商甲骨文的古老象形表意文字,现在已知的有400多个单字。水族历法与夏历基本一致,不同的是,以八月为岁末,九月为岁首。从八月底至十月初的端节是水族最隆重的节日,水语称“借端”,相当于汉族的春节。也有部分水族过卯节,即以水历九、十月卯日为节日。