第1次国共合作
1923年6月に開催された中国共産党第3回全国代表大会（第3回党大会）はマルクス・レーニン主義の戦略原則とコミンテルンの指示に基づき、中国革命の具体的な状況を結び付け、十分に民主を発揚し、中国社会の矛盾の分析と中国革命の性質の明確化という基礎の上で、建党初期に国共合作問題で存在していた党内の重大な不一致を正しく解決し、全党の認識を統一し、共産党員が個人の身分で国民党に加入し、国民党と党内協力を進める戦略方針を正式に確定した。これによって党は結集できる全ての勢力を団結させ、反帝国主義・反封建主義の民主革命の任務を共に達成できるようになった。
1924年1月20～30日、中国共産党の後押しの下、中国国民党第1回全国代表大会が広州で開かれ、孫中山が大会を取り仕切った。大会に出席した代表は165人で、このうち共産党員は李大釗、譚平山、林伯渠、張国燾、瞿秋白、毛沢東、李立三ら20人余りだった。大会は「中国国民党第1回全国代表大会宣言」を審議、採択し、「三民主義」を新たに解釈し、「連ソ・連共・労農扶助」の3大革命政策を主な内容とする「新三民主義」を打ち出した。「新三民主義」の綱領は民主革命段階における中国共産党の綱領と基本的に一致していたため、第1次国共合作の政治的基礎となった。また、大会は国民党と共産党の関係を組織の基本方針から扱った。すなわち、共産党員と社会主義青年団員が個人の身分で国民党に加入することを受け入れた。
第1回国民党代表大会の開催は第1次国共合作の正式な成立を示している。これは成立して間もない中国共産党が民主革命綱領と民主連合戦線政策の実践を始めた重大な勝利であり、孫中山の晩年における中国革命推進の歴史的な一大功績でもある。国共合作の実行は帝国主義と封建軍閥に反対する国共両党の共通の要求であり、両党それぞれの発展の要求でもあった。
第1次国共合作の成立後、中国共産党の努力と促進の下、中国革命は最初の高まりを見せ、労農運動の回復と発展を促し、反帝国主義・反封建主義の革命の新局面を切り開いた。1926年末～1927年初め、北伐軍は意気揚々と進軍し、中国の大部分を席巻し、全国の反帝国主義と愛国の感情は絶えず高まった。上海の労働者の3回にわたる武装蜂起と農民運動の進展は、国民革命をさらに高揚させた。しかし、革命の高まりの到来に伴い、統一戦線内部の主導権争奪闘争が日増しに激化した。1925年3月の孫中山の死去後、国民党右派の主導権奪取活動は日に日に猛威を振るうようになった。蒋介石を代表とする新右派と新軍閥の勢力は反革命活動の拡大に一段と力を入れた。1927年4月、蒋介石は四・一二反革命クーデターを代表とする「清党運動」を上海で進めた。7月15日、汪精衛（汪兆銘）集団は武漢で共産党員と革命大衆に対する大規模な逮捕と虐殺を実行した。ここに至り、国共合作で始まった大革命は失敗を告げ、3年半に及んだ第1次国共合作は決裂した。
第一次国共合作
1923年6月召开的中共三大，根据马克思列宁主义的策略原则和共产国际的指示，结合中国革命的具体情况，充分发扬民主，在分析中国社会矛盾和明确中国革命性质的基础上，正确解决了建党初期，党内在国共合作问题上存在的重大分歧，统一了全党的认识，正式确定了共产党员以个人身份加入国民党，与国民党进行党内合作的策略方针，使党能够团结一切可能联合的力量，共同完成反帝反封建的民主革命任务。
1924年1月20日至30日，在中国共产党的推动下，中国国民党第一次全国代表大会在广州举行，孙中山主持大会。出席大会的代表165人，其中共产党员20多人，包括李大钊、谭平山、林伯渠、张国焘、瞿秋白、毛泽东、李立三等。大会审议通过了《中国国民党第一次全国代表大会宣言》，对“三民主义”作出新的解释，提出了以“联俄、联共、扶助农工”三大革命政策为主要内容的“新三民主义”。“新三民主义”的纲领同中国共产党在民主革命阶段的纲领基本一致，因而成为第一次国共合作的政治基础。大会还从组织路线上处理国民党同共产党的关系，即接纳共产党员、社会主义青年团员以个人身份加入国民党。
国民党一大的召开，标志着第一次国共合作的正式形成。这是年轻的中国共产党开始实践民主革命纲领和民主联合战线政策的重大胜利，也是孙中山晚年推进中国革命的一大历史功绩。实行国共合作既是国共两党反对帝国主义和封建军阀的共同需要，也是两党各自发展的需要。
第一次国共合作建立后，在中国共产党的努力和推动下，中国革命掀起了第一次高潮，促进了工农运动的恢复和发展，开创了反帝反封建的革命新局面。1926年年底到1927年年初，北伐军胜利进军，席卷了大半个中国，全国反帝爱国情绪不断高涨。上海工人三次武装起义和农民运动的发展，进一步把国民革命推向高潮。但随着革命高潮的到来，统一战线内部争夺领导权的斗争日益加剧。1925年3月孙中山逝世后，国民党右派篡夺领导权的活动日益猖獗。以蒋介石为代表的新右派和新军阀势力，加紧反革命扩张。1927年4月，蒋介石在上海进行了以四一二反革命政变为代表的“清党运动”。7月15日，汪精卫集团在武汉对共产党员和革命群众实行大逮捕、大屠杀。至此，由国共两党合作发动的大革命宣告失败，历时3年半的第一次国共合作破裂。