三大改造

三大改造

   三大改造とは、中華人民共和国成立後、中国共産党の指導によって個人経営農業、個人経営手工業、資本主義商工業に対して進められた社会主義改造を指す。1953年6月、中国共産党中央は「一化三改（「一化」は社会主義工業化、「三改」は農業、手工業、資本主義商工業の社会主義改造）」を主な内容とする過渡期の全体路線を正式に打ち出し、三大改造の幕を開けた。

   農業の社会主義改造は農業合作化（協同化）運動とも呼ばれる。1951年12月から中国共産党中央は一連の決議を出し、中国農業の社会主義改造の路線、方針、政策を規定した。1956年末までに、農業の社会主義改造は互助組、初級合作社、高級合作社の3段階を経過した後に基本的に完成し、合作社に加入した全国の農家は96.3％に達した。手工業の社会主義改造は1953年11月に始まって1956年末に終了し、全国の90％以上の手工業者が合作社に加入した。1954～1956年末、資本主義商工業の社会主義改造が全面的に進められた。中国共産党はこれに対して「平和的国有化」政策を採用し、国家資本主義の形式を通じ、次第に社会主義公有制企業に改造し、さらに所有制の改造と人の改造を互いに結び付け、搾取者が自力で生活する労働者になるよう努力した。

   1956年末、中国は三大改造を基本的に完遂した。三大改造は性急すぎる要求、粗雑すぎる仕事、早すぎる変更、単純で画一的な形式などの欠点が後期に現れ、若干の問題を残したが、1950年代の中国の経済・社会発展の全局、および中国が直面していた国際情勢から論じれば、社会主義の選択は当時避けられないものであり、完全に正しいものでもあった。

   個人経営農業、個人経営手工業、資本主義商工業の生産手段の私有制に対する社会主義改造は、理論面と実践面でマルクス・レーニン主義の科学的社会主義理論を豊かにし、発展させ、工業、農業、商業の社会変革と国民経済全体の発展を大いに促進した。三大改造の完遂に伴い、中国は社会主義の基本制度を確立し、それによって新民主主義社会から社会主義社会に入った。

三大改造

       三大改造是指中华人民共和国成立后，由中国共产党领导的对个体农业、手工业和资本主义工商业进行的社会主义改造。1953年6月，中共中央正式提出以“一化三改”（“一化”即社会主义工业化。“三改”即对农业、手工业、资本主义工商业的社会主义改造）为主要内容的过渡时期总路线，拉开三大改造的序幕。

      农业的社会主义改造又称农业合作化运动。从1951年12月开始，中共中央颁发了一系列的决议，规定了中国农业社会主义改造的路线、方针和政策。到1956年年底，农业社会主义改造在经历了互助组、初级社、高级社三阶段后基本完成，全国加入合作社的农户达96.3%。手工业的社会主义改造从1953年11月开始至1956年年底结束，全国90%以上的手工业者加入了合作社。1954年至1956年年底，全面进行资本主义工商业的社会主义改造。中国共产党对之采取了“和平赎买”的政策，通过国家资本主义形式，逐步将其改造成社会主义公有制企业，而且将所有制改造与人的改造相结合，努力使剥削者成为自食其力的劳动者。

      1956年年底，中国基本上完成了三大改造。虽然三大改造在后期出现了要求过急、工作过粗、改变过快、形式简单划一等缺点，遗留了一些问题，但就20世纪50年代中国经济社会发展的全局以及中国所面临的国际局势而论，当时对社会主义的选择是不可避免的，也是完全正确的。

      对个体农业、手工业和资本主义工商业生产资料私有制的社会主义改造，在理论上和实践上丰富和发展了马克思列宁主义的科学社会主义理论，极大地促进了工业、农业、商业的社会变革和整个国民经济的发展。随着三大改造的完成，中国建立了社会主义的基本制度，从而使中国从新民主主义社会跨入了社会主义社会。