「両弾一星」

「両弾一星」

　「両弾一星」は主として核爆弾（原爆、水爆）、ミサイル、人工衛星を指す。これは中国が自らの力で研究開発した核技術と宇宙技術の総称だ。

　1950年代、帝国主義の核の脅威、核のどう喝に直面し、中国共産党の第1世代の指導者グループは時勢を見極め、将来を見通し、原爆、ミサイル、人工衛星の研究開発を果断に決定した。1956年、周恩来、陳毅、李富春、聶栄臻が取り仕切って「1956～1967年の科学技術発展長期計画綱要」を策定した。1958年1月、中国は核兵器の研究開発を担う第二機械工業部核兵器研究開発局を設立し、最初の原爆の製造任務を鄧稼先らに任せた。

　1964年10月16日、中国初の原爆の爆発が成功した。1967年6月17日、中国初の水爆の爆発実験が成功した。1970年4月24日、中国初の人工衛星が打ち上げに成功した。「両弾一星」は中華民族が打ち立てた輝かしい偉業で、中国の人々が科学技術振興の道のりでつくり出したこの世の奇跡だ。

“两弹一星”

　　“两弹一星”，主要指核弹（原子弹、氢弹）、导弹和人造卫星，是对中国依靠自己的力量掌握的核技术和空间技术的统称。

　　20世纪50年代，面对帝国主义的核威胁、核讹诈，中国共产党第一代领导集体审时度势，高瞻远瞩，果断决定研制原子弹、导弹、人造地球卫星。1956年，在周恩来、陈毅、李富春、聂荣臻的主持下，制定了《1956年至1967年科学技术发展远景规划纲要》。1958年1月，中国成立了负责组织核武器研制的二机部核武器研制局，把制造第一枚原子弹的任务交给了邓稼先等人。

　　1964年10月16日，中国第一颗原子弹爆炸成功；1967年6月17日，中国第一颗氢弹空爆试验成功；1970年4月24日，中国第一颗人造卫星发射成功。“两弹一星”，是中华民族创建的辉煌伟业，是中国人民在攀登现代科学高峰征途中创造的人间奇迹。