世界金融危機の対処

(中国共産党創立100周年)

发布时间:2022-07-14 | 来源:中国網日本語版

世界金融危機の対処


    2008年9月、米国のサブプライム住宅ローンに端を発した金融危機が世界で勃発した。世界的な金融危機の急速な広がりと世界の経済成長の著しい減速の影響を受け、中国の経済発展における未解決の深いレベルの矛盾や問題と相まって、中国の経済・社会発展は改革開放以降なかった大きな困難に直面した。


    この金融危機に対処するため、党中央はマクロ政策を適時調整し、マクロコントロールの最重要任務を年初からの「二つの防止」(やや速い経済成長から経済過熱に転じることの防止、物価の構造的な上昇から明らかなインフレになることの防止)から「一つの保持と一つのコントロール」(安定して比較的速い経済成長を保ち、物価の速すぎる上昇をコントロールする)へと転換した。同年11月、国務院常務会議は積極的な財政政策と適度に緩和した金融政策の実施を決定した。成長を保ち、内需を拡大し、構造を調整する一連の政策を立て続けに打ち出すことで、世界的な金融危機に対処し、経済の安定して比較的速い成長を促進するための包括的な計画を形成した。苦難に満ちた努力を経て、中国の経済運営に前向きな変化が生じ、世界で率先して経済回復を実現し、安定して比較的速い成長の勢いを保った。



应对国际金融危机

 

       2008年9月,由美国次贷危机引发的金融危机全面爆发。受国际金融危机快速蔓延和世界经济增长明显减速的影响,加上中国经济发展中尚未解决的深层次矛盾和问题,中国经济社会发展面临着改革开放以来前所未有的困难。


      为应对这场金融危机,中共中央及时调整宏观政策,把宏观调控的首要任务从年初的“两防”(防止经济增长由偏快转为过热、防止价格由结构性上涨演变为明显的通货膨胀)调整为“一保一控”,即保持经济平稳较快增长、控制物价过快上涨。同年11月,国务院常务会议决定实施积极的财政政策和适度宽松的货币政策,相继出台了一系列保增长、扩内需、调结构的政策,形成了应对国际金融危机、促进经济平稳较快增长的一揽子计划。经过艰苦努力,中国经济运行出现积极变化,在世界上率先实现经济回升向好,保持了平稳较快发展的好势头。