自由貿易試験区

自由貿易試験区

　自由貿易試験区は、貿易や投資などでWTOの関連規定よりさらに特恵的な貿易措置であり、主権国・地域の関税領域内において特定のエリアを定め、外国商品が関税を免除され自由に出入りするのを許可し、事実上の自由港政策を取る関税撤廃エリアを指す。自由貿易試験区は、狭義的にエリア内の輸出加工に必要な原料などの物品を提供する輸入関税免除地域で、輸出加工区に似ている。広義的には、自由港と中継貿易区を含む。

　自由貿易試験区の建設は党中央と国務院が新たな情勢の下で改革を全面的に深化させ、開放を拡大する戦略的措置だ。2017年10月、第19回党大会の報告は、自由貿易試験区により大きな改革の自主権を与え、自由貿易港の建設を模索することを打ち出した。2018年11月、国務院は「自由貿易試験区の改革深化・革新を支持する若干の措置に関する通知」を公布した。2013年9月から2020年11月まで、中国は幾度かに分けて21カ所の自由貿易試験区の設立を承認し、東・西・南・北・中部の各地域が協調し、陸海が連動する開放態勢を初歩的に形成し、全面的な開放の新たな枠組みの形成を推し進めた。中国は投資・貿易の自由化と円滑化、金融の実体経済へのサポート、政府の機能転換などの分野で大胆な模索を行い、著しい成果を得て、新たな情勢下で世界の貿易自由化を推し進めるために大きな貢献を果たした。

自由贸易试验区

　　自由贸易试验区，是指在贸易和投资等方面比世贸组织有关规定更加优惠的贸易安排，在主权国家或地区的关境以内，画出特定的区域，准许外国商品豁免关税自由进出，实质上是采取自由港政策的关税隔离区。自由贸易试验区，狭义仅指提供区内加工出口所需原料等货物的进口豁免关税的地区，类似出口加工区；广义还包括自由港和转口贸易区。

　　建设自由贸易试验区是中共中央、国务院在新形势下全面深化改革和扩大开放的战略举措。2017年10月，中共十九大报告提出，赋予自由贸易试验区更大改革自主权，探索建设自由贸易港。2018年11月，国务院印发《关于支持自由贸易试验区深化改革创新若干措施的通知》。自2013年9月至2020年11月，中国已经分多批次批准了21个自由贸易试验区，初步形成了东西南北中协调、陆海统筹的开放态势，推动形成全面开放新格局。中国在投资贸易自由化便利化、金融服务实体经济、政府职能转变等领域进行了大胆探索，取得了显著成效，为新形势下推动世界贸易自由化作出重大贡献。