民は惟れ邦の本なり
「民は｛こ｝惟れ｛くに｝邦の｛もと｝本なり」の出典は『尚書』で、大衆は国家の根本または基礎で、一般大衆が落ち着いた生活を送り、楽しく働くことによってのみ国家が安定するという意味だ。「民は惟れ邦の本なり」という民本思想は、統治者に人々の力を重視しなければならないと注意している。そのため、統治の鍵は仁政徳治を実行し、民生を優先することにある。中国共産党は政権党として、終始一貫して「国家政権とは人民のことであり、人民こそが国家政権である」というはっきりした立場を堅持し、「誠心誠意人民に奉仕する」という根本理念を実践し、人民をよりどころとして歴史を前進させてきた。
第18回党大会以降、習近平総書記は一連の重要演説の中で、「民は惟れ邦の本なり、本固ければ邦｛やす｝寧し」という政治の格言を何度も引用し、習総書記が一貫して堅持する「人民を中心とし、人民のために政務を執る」という国家統治理念を十分に伝えてきた。2014年5月、北京大学で学生や教員と懇談した際、「民は惟れ邦の本なり」を中国文化の中心的理念の筆頭に挙げた。
“民惟邦本”出自《尚书》，指民众是国家的根本或基础，只有百姓安居乐业、生活稳定，国家才能安定。“民惟邦本”的民本思想警示统治者要重视人民的力量，因而治理的关键在于实行仁政德治，以民生优先。中国共产党作为执政党，始终坚持“江山就是人民，人民就是江山”的鲜明立场，始终践行“全心全意为人民服务”的根本宗旨，始终依靠人民推动历史前进。
中共十八大以来，习近平在系列重要讲话中多次引用“民惟邦本，本固邦宁”的政治格言，充分表达了他一贯坚持的“以民为本，执政为民”的治国理念。2014年5月，习近平在北京大学师生座谈会上的讲话中将“民惟邦本”列为中华文化核心理念的第一条。