独り学びて友無くんば、則ち孤陋にして寡聞なり

(文明理念篇)

发布时间:2022-11-03 | 来源:中国網日本語版

独り学びて友無くんば、則ち孤陋にして寡聞なり


 「独り学びて友無くんば、則ち孤陋にして寡聞なり」は『礼記』に由来する言葉で、一人で学習し、友人と共に切磋琢磨しなければ、知識が狭く、見識が浅くなり、教育の失敗につながる。学ぶ中で互いに見習い、長所を取り入れ短所を補うことによってはじめて教育は成功するという意味だ。友人間の切磋琢磨は中国伝統の儒学教育理論の一つの大きな特徴でもあり、儒家は一貫して、互いに学び、互いに助け合うことが知識を増やし、徳行を積むための重要な要素だと考えている。


 習近平国家主席は、2014年9月の孔子生誕2565周年記念国際学術シンポジウム・国際儒学連合会第5回会員大会の開幕式、そして米国の『ウォールストリートジャーナル』の取材時など多くの場において、「独り学びて友無くんば、則ち孤陋にして寡聞なり」を引用し、文化交流と文明対話に対する考えを表現してきた。この箴言は、人類社会が創造したさまざまな文明に対し、盲目的に卑下したり、民族の自信を失ったりしてはいけないが、過度にうぬぼれ、独りよがりの偏見を持つのもいけないと教えるものである。各国は己の民族文化を尊重する一方で、各国文明が学び合う必要もあり、共に人類文明の交流と融合を推進し、決して自分の殻に閉じこもってはいけないし、ましてや唯我独尊に陥ったりしてはいけない。




独学而无友,则孤陋而寡闻


  “独学而无友,则孤陋而寡闻”,出自《礼记》,意为独自学习而没有朋友一起切磋,就会知识狭隘、见识短浅,导致教育的失败;只有学习中相互观摩、取长补短,教育才能成功。事实上,朋友间切磋琢磨,也是中国传统儒学教育理论的一大特点,儒家始终认为互学互助是增长知识、修养德行的重要因素。


   习近平在2014年9月纪念孔子诞辰2565周年国际学术研讨会暨国际儒学联合会第五届会员大会,以及接受美国《华尔街日报》采访等多个场合中,都引用“独学而无友,则孤陋而寡闻”来表达对文化交流和文明对话的态度。这一箴言提醒人们,面对人类社会创造的各种文明,既不能盲目自卑,失去民族自信力,又不能过度自傲,存有门户之见:一方面,各国要尊重自己的民族文化,另一方面,各国文明又要互学互鉴,共同推进人类文明交流交融,切不可自我封闭,更不能唯我独尊。