万物並び育して相害わず、道並び行われて相悖らず
「万物並び育して相{そこな}害わず、道並び行われて相{もと}悖らず」は『中庸』に由来する言葉で、この理念は中国人の世界認識の基本方法を解明していて、つまり、万物が競って成長し、互いにそれを妨げることはなく、太陽や月の運行、四季の移り変わりにはそれぞれの法則があり、互いの間に衝突はないという意味だ。
2017年12月、習近平国家主席は中国共産党と世界の政党のハイレベル対話会において、「万物並び育して相害わず、道並び行われて相悖らず」を引用し、文明の繁栄、人類の進歩には、求同存異(小異を残して大同につく)と開放・包容、文明の交流、学び合いが欠かせず、異なる文明は調和的に共生し、互いに補完し合ってますます向上し、共に人類の発展に精神力を提供すべきだと指摘した。
“万物并育而不相害,道并行而不相悖”,出自《中庸》,这一理念阐明了中国人认识世界的基本方式,那就是万物竞相生长,彼此之间并不妨害;日月运行、四时更替各有各的规律,相互之间并不冲突。
2017年12月,习近平在中国共产党与世界政党高层对话会上引用“万物并育而不相害,道并行而不相悖”,指出文明的繁盛、人类的进步,离不开求同存异、开放包容,离不开文明交流、互学互鉴。不同文明应该和谐共生、相得益彰,共同为人类发展提供精神力量。