「中日青少年友好交流年」のイベントの一つとして訪日する中国青少年代表団は、10日に北京で行われる歓送会に出席し、東京では12日の青少年交流年閉幕式に参加する。
中国青少年代表団は2グループ。10日から18日にかけては、四川大地震の孤児67人を含む、中華全国青年連合会副主席芦雍政氏を団長とする中国青年代表団第3陣の約300人が日本を訪れる。そして神奈川、愛知、長野、京都などを訪問し、環境、農業、福祉などの分野の施設を見学し、関係者と意見を交換する。また日本の若者との交流会やホームステイに参加する予定だ。
中日青少年友好交流年の親善大使を務める郭晶晶さん
日本訪問に期待をふくらます中国の高校生
高校生たちにサインする郭晶晶さん
11日から19日にかけては、中国の高校生代表団第6陣の400人が、千葉、大阪、京都、奈良などを訪問し、高校の授業やクラブ活動、ホームステイなどを体験して、日本の高校生や市民との交流を深める。
中華全国青年連合会の万学軍副秘書長によると、今回の訪日では東京で外務大臣、外務副大臣、公明党の役員、民主党の役員に表敬訪問をし、名古屋では水道局の視察や名古屋市助役を表敬訪問、山梨県では地域の環境面のクラブのイベントに出るなど、豊富なプログラムが用意されている。
12日の青少年友好交流年の閉幕式には、麻生首相も出席。中国の青少年約30人、日本の約58人が、相手国の歌を歌う中日青少年歌合戦も行われる予定だ。
歓送会では、飛び込みの金メダリストである郭晶晶さんが、サインや記念写真を求める高校生たちに囲まれていた。郭晶晶さんにとって訪日は2回目だが、「各地を回って日本のことをもっと知りたい」と日本訪問に期待している。「日本はとてもきれいで、人々は礼儀正しく、時間をきちんと守る」と、中日青少年友好交流年の親善大使を務める郭晶晶さんは、北京オリンピック前は練習に忙しく、オリンピック後に訪日することになった。