小渕内閣や森内閣で文部大臣を歴任してきた日本の中曽根弘文外務大臣は1日、中国に滞在する日本人や中国の教育関係者との懇親会で、今後3年間に日中両国は1500人の教員交流プロジェクトを始めると明らかにした。
中国の学生たちと懇談する中曽根外務大臣
中曽根外務大臣
中曽根外務大臣は中国の楊潔チ外交部長と会談した際、『未来を創る教員交流イニシアティブ』を提案し、双方は今後3年間に、中国側1000人と日本側500人、合わせて1500人の教員の相互訪問プロジェクトを実施することに合意した。
中曽根外務大臣は、「今回の訪問では、日中両国の経済や人的交流による緊密なつながり、更なる交流での相互理解の重要性を再び認識しました。特に両国国民が相互に興味を抱き、好感を持つためには、若い時に受けた教育が大切です」と述べた。
現在、北京で暮らしている日本人は約1万人。中曽根外務大臣との懇親会には、北京オリンピックのテーマソング「北京はあなたを歓迎する」を作曲した菊地圭介さんや、青年海外協力隊員の近藤康弘さんなど、中国の各界で活躍している日本人が参加した。中国教育関係者の代表としては、月壇高級中学校の教師や生徒、北京大学や北京第二外国語大学日本語学科の学生が参加し、日本語の勉強や今後の夢などについて中曽根外務大臣に語った。
約5000人の青少年の交流が行なわれた2008年の「中日青少年友好交流年」は非常に成功し、今年も約4000人の中日の青少年が交流することになっている。