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流山児祥演出「狂人教育」が上海・杭州公演
発信時間: 2008-09-22 | チャイナネット

日本演劇界をリードする流山児祥氏が演出する故・寺山修司(日本の劇作家・詩人)の「狂人教育」が、9月25日から27日まで杭州紅星劇院で、9月30日から10月2日まで上海大劇院で上演される。今回の最大の見所は、日本の人間人形劇、伝統楽器、そして出身地の異なる役者が操る中国語だ。

この作品は寺山修司の唯一の人形劇で、遺伝的要因から家族のうちに1人狂人がいると医者に宣告された、平凡な家族の悲劇を描く。自分が狂人と見られることを恐れ、身体的なハンデやコンプレックスを隠そうと、全員が個性を捨てた画一化された行動を取り始める。

「狂人教育」は1999年の韓国・果川公演を皮切りに、カナダ、エジプト、ロシアなど10カ国25都市を巡り、02年と06年には北京公演も行われた。中国側制作者の袁鴻氏によると、今回の最新の中国語・日本語混合版では、日本の人間人形劇、伝統楽器の要素がふんだんに盛り込まれ、日本の伝統演劇の様式美に加え、現代舞踊のような身体パフォーマンスも見ることができるという。

「人民網日本語版」 2008年09月22日

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