日本ツアー数最大を誇る広州市の旅行代理店「南湖国旅・西部暇期」が20日、広東省の旅行代理店としては初となる保証金なしの日本旅行の試行をスタートした。日本旅行専門の9店舗を連続で開設したのに続き、広東省の旅行市場に向けて同社が投下する新たな「重量級爆弾」となる。「信息時報」が伝えた。
日本ツアー参加時に保証金が必要なことは、日本ツアーの成長をはばむ最後の制約となっていた。この制約が取り除かれたことで、日本旅行は今後、東南アジアへの旅行と同様に、海外旅行を希望する広州市民の選択肢として一般化していく見込みだ。広州市民が保証金なしで旅行できる海外目的地はこれで、東南アジア・日本・米国の3地域に拡大した。一方、欧州やオーストラリアへの旅行には依然として、5万元から10万元の保証金を支払う必要がある。
日本ツアーに参加するためにはこれまで、ビザ請求資料の具体的な状況に基づき、旅行代理店に5万元前後の保証金を支払う必要があった。保証金なしのツアーが今回スタートしたことで、広州市に戸籍のある旅行者は日本ツアー参加時、パスポート原本・身分証・戸籍コピー・在職証明書・資産証明書などを提出すれば、申請後6営業日で日本ビザを受け取ることが可能となる。
関係者によると、日本ツアー保証金ゼロの新措置はまず、広州地区での試行となる。広州市戸籍を持ち、適切な職業と固定収入のある人は、保証金なしで日本ツアーに参加できる。試行の状況を見て、この措置は広東省全域に少しずつ広げられる予定だ。
「人民網日本語版」2008年10月22日 |