日本の海上幕僚長である赤星慶治海将の招請に応じ、中国人民解放軍海軍司令員の呉勝利大将(左)が、28日に日本に到着した。中国人民解放軍の海軍司令員が日本を訪問するのは今回が初めて。
呉勝利司令員は29日夜、防衛省で浜田靖一防衛大臣と会談し、双方は海上力の交流を強化しなければならないと示した。
呉司令員は、「今回の訪日は、中国人民解放軍海軍と日本の自衛隊の指導者との初めての会合であり、双方の相互理解や相互信頼の強化、戦略的互恵関係の発展にとって重要な意義がある。両国は歴史を鑑みとし未来に向かい、海上防衛力の交流を通じて、東中国海の平和を維持し、地域間の平和と安定を促さなければならない」と語った。
そして呉司令員は、四川省で発生した大地震の被災地で、救援活動を行った日本の救援チームと医療チームに感謝の意を表わし、新たな安全分野における両国海上防衛の交流や協力の強化、多様化する軍事任務の能力を高めていくことを希望していると述べた。
これに対して浜田靖一防衛大臣は、「日本の海上自衛隊と中国海軍との友好関係の発展はとても重要である。両国は歴史を重視し、前向きに相互関係を積極的に発展していかなければならない。また自衛隊は防災や災害救援での経験を積み重ねており、今後はこの方面での交流や協力を強化することができる」と話した。
「チャイナネット」2008年10月30日 |