日本厚生労働省の最新の人口動態調査で、日本社会の「国際化」が進むにつれ、国際結婚による出生数も大幅に増加していることがわかった。中でも中国人と日本人を両親に持つ子どもが急速に増えている。日本の「中文導報」が伝えた。
1987年には、中日の国際結婚による出生数はわずか1010人だったが、1987年から2001年までに累計で3万8927人、07年までに同6万6190人に達した。中日の国際結婚による出生数は過去20年間に大幅な増加の勢いを呈し、2000年は3953人、01年は3876人、02年は4199人、03年は3966人、04年は4383人、05年は4430人、06年は4874人、07年は5411人に上った。03年以降は毎年増加している。
このほか「人口動態統計」によると、昨年の日本全体の出生数は前年比2829人減の108万9818人だったが、国際結婚による出生数は前年比714人増の2万1873人と、増加傾向を呈している。特に中日の国際結婚による出生数は前年比440人増の5411人で、4年連続の増加だ。
日本ではすでに国際結婚が婚姻形態の重要な一部となっており、高齢化と少子化が進む中、人口の増加を支える新たな力となっている。日本全体の人口動態から見ると、出生率は05年は前年比0.01%減、06年は同0.05%微増したものの、07年は同0.003%減と再び減少に転じた。一方、中日を始めとする国際結婚による人口の自然増加率は大幅に増加しており、07年は9%の増加率を示した。
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「人民網日本語版」2008年11月12日 |