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日本のテレビ番組で論語ブーム 中国古典から知恵を
発信時間: 2008-11-17 | チャイナネット

日本のNHKは10月から「カンゴロンゴ」という番組を放送している。この番組は、中国の古典『論語』を引用し、現代日本人の悩みを解決するというものだ。

共同通信の報道によると、番組の中では職権を濫用し独断専行して部下を指揮し、結局、仕事が失敗する上司や、退職金を株につぎ込んでその損を埋め合わせるのに疲れている男性、若さや美しさを保つために美容に必死な女性など、日本の現代社会で起こっている様々な問題を含んでいるという。

「カンゴロンゴ」で用いられているのは、孔子の論語から老荘思想、仏教用語、有名な詩句、現代中国で使われている言葉にまで及ぶ。古典をテーマに選んだ動機について宮田章エグゼクティブプロデューサーは、「古典は実用的で、その中から人生の知恵を学ぶことができ、現代人の不安を解消することもできる」と話す。そしてこの番組は、先人の知恵を現代社会に再びよみがえらせる試みでもある。

「『論語』は難しくて理解しにくいと思われているが、中国人の知恵が凝集したもので、喜びもあれば涙もあり、自分の人生を改めて考える番組ができることを願っている」と話すのは、「カンゴロンゴ」で謎の人生相談師に扮するベテラン俳優の平幹二郎さんだ。

形式もテーマも新しい道を切り開いたこの番組に対してインターネットでは、「面白い」や「こんな番組は見たことがない」などといった好意的な意見が寄せられている。

番組監修の加藤教授は、「中国では北京師範大学の于丹教授の『論語』がベストセーラーになり、論語ブームが巻き起こった。日本でも今、中国の古典から知恵を汲み取るブームが起こっている」という。

「チャイナネット」2008年11月17日

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