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小島康誉氏の見たここ30年の新疆の変化 |
発信時間: 2008-11-23 | チャイナネット |
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「この30年で120回以上新疆を訪れ、激動の変化を目にしてきました。わたしは新疆の改革開放と繁栄、進歩を証言できる一人でしょう」。日本の友人、小島康誉(やすたか)氏は記者の取材に応じ、「新疆は第二のふるさとです。今後もここがさらに繁栄し豊かになってほしい」と語った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 名刺に新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民政府文化顧問、烏魯木斉(ウルムチ)市栄誉市民、新疆大学名誉教授と入れている小島康誉氏は今年66歳。1982年に初めて宝石店の創始者として新疆を訪問。「1982年に日本から乗り継いで新疆まで来た時には5時間以上かかったが、今では3時間程度で到着する。改革開放の足音とともに新疆を訪れた外国人として、新疆のここ30年間の巨大な変化を心と体で感じてきた。その思いはどの外国人よりも強烈だ。身をもって体験したことだからね」と語る。 「最初に新疆に来た時はウルムチの通りにラクダが走っていたよ」と当時を振り返り、80年代のウルムチはどこも煉瓦造りの平屋建てで、狭い道路には馬車が走っていたという。人々の着ている物はほとんど灰色か青か緑の三色で、デザインも簡単なものだった。「改革開放前、新疆の一般家庭には車はなかったが、今ではウルムチだけでも7万台以上の車が走っている。農村部の農民の家にまで自家用車があるなんて、昔は想像もできなかったよ」と毎回新疆を訪れる度に新たな発見と驚きがあるという。 小島康誉氏の写真集「新疆の変遷を見る」が今月出版された。この写真集には、改革開放の前と後の新疆の変化が一目でわかる写真が数多く収録され、改革開放が新疆にもたらした大きな変化を直に見て取ることができる。 写真集の前書きには次のように記されている。外国人は新疆や中国をあまり理解していないため、ああだこうだと言っているのです。これも不思議なことではなく、彼らが本当に理解した時には状況は一変するでしょう。どの国も実際の状況に基づいて自分に合った発展の道を選択する権利があり、他人が他国を批評する権利はないのです。中国のように昔貧しく落ちぶれていた国が、経済発展のスピードを上げ、人々の生活が豊かになっていることこそ、最大の人権保障を実現したといえるでしょう。 この30年間、小島康誉氏が新疆に寄付した額は3千万元以上にのぼり、克孜爾(キジル)千仏洞の保護・修復事業や、尼雅(ニヤ)遺跡、丹丹烏里克(ダンダンウイリク)遺跡の考察を支援してきた。1999年に期間10年の「小島康誉新疆文化・文物事業優秀賞」を設立したほか、新疆大学に奨学金を設立し、これまでに3400万人余りの学生に送られてきた。さらに、新疆に中日友好希望学校を5校建設している。新疆の文化・文物・教育事業の発展と中日両国の人々のために文化交流を展開するなど重要な貢献を果たし、かつて中国文化部から文化交流貢献賞が送られた。 「人民網日本語版」2008年11月22日 |
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