日中友好会館の谷野作太郎・副館長は27日、東京で行われた中国国家行政学院代表団の歓迎レセプションで、「今年中国が経験した四川大地震は今だに多くの人の生活に影響している。防災は日中両国の共通の課題であり、国民が政府に最大の希望を託している分野でもある」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
続けて谷野副館長は、危機管理は代表団の訪日研修交流の重点であり、両国の公務員間の交流は双方の理解増進や、防災分野の交流を強化する上で重要な意義があるとした。
代表団の団長を務める、中国国家行政学院研究生部の朱国仁・副主任は、「今年5月の四川大地震発生後に日本が中国に派遣した救援チームと医療チームを通じて自然災害などに対応する日本のハイレベルな技術を目の当たりにした。今回の訪日研修の重点を危機管理と位置付け、日本の成功経験を学びたい。両国政府と民間の相互理解、信頼と協力を増進するため、両国の戦略的互恵関係の発展をいっそう推し進めるため、中日両国の公務員が共に協力して積極的な貢献をしてほしい」と述べた。
中国国家行政学院代表団のメンバー55人は主に中央政府と地方政府の各部門の壮青年職員で構成。25日に日本に到着、8日間にわたって研修と交流活動を行う。
「人民網日本語版」2008年11月28日 |