国際結婚が婚姻全体の重要な一座を占めるようになり、少子高齢化が進行し続ける今日の日本社会にあって、中国人花嫁は積極的な出産の「新戦力」となっている。日本の出生数は前年比で05年は0.01%の減少を示し、06年は0.05%の微増だったが、07年は-0.003%と再び減少に転じた。一方、国際結婚、特に中日間の国際結婚による出生数は連年大幅に増加している。05年は4430人、06年は4874人、07年は5411人と、驚異的な増加率だ。
日本では適齢女性の多くが出産を避けている。仕事が忙しい、子どもが嫌い、育児上のさまざまな困難を考慮して、などがその理由だ。これと比べ中国人妻の考え方はもっと質朴・伝統的で、結婚して出産するのは、ほとんど絶対的に正しい道理として受け止められている。
崔さんは「わたしは子どもが好きです。日本政府も今出産を奨励していて、わたしももう1人欲しいと思っています。ただ、こちらの舅と姑は育児を手伝ってくれず、1人では少し大変なので、今の2人の子がもう少し大きくなったら、また考えます」と言う。
崔さん夫婦は東京の練馬区に住んでいる。夫の鈴木さんは普通のサラリーマンだ。崔さんは家事と育児に加え、パート勤めもして、中国の家族と友人を訪ねるための航空券を買った。実家は貧しく、5年前に日本で働く友人の紹介で鈴木さんと知り合った。鈴木さんの人柄が誠実、まじめで、自分も日本国籍を得られることから、結婚を決めた。今は少し寂しい思いもあるが、それでもとても幸せだ。
「人民網日本語版」2008年12月1日 |