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道上尚史公使:首相の交代は中日関係に影響せず |
発信時間: 2008-12-05 | チャイナネット |
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――中国の人々は、中日関係に最も影響するのは歴史問題だと考えています。しばらく前、日本自衛隊の高官が侵略の歴史を美化するという事件がありました。日本政府の官僚にはこのような人は多いのでしょうか。麻生首相は中国侵略の歴史についてどのような立場を持っているのでしょう。 このような立場を持っている人は多くはない。その発言が日本政府の立場に反したからこそ、(自衛隊高官は)処分を受けたのだ。麻生首相も、1995年の村山談話を継承することを明らかにしている。(1995年8月15日、当時の村山富市首相は、第二次大戦中の日本は「国策を誤り」、日本の「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」たことを認め、「痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明」した。) ――多くの中国人が、日本政府の頻繁な人員交代が両国関係の不安定につながるのではないかと心配しています。このような心配は必要でしょうか。 歴史問題においては、日本の首相の立場は一致している。福田前首相も麻生首相も1995年の村山談話を継承している。中国の民衆は心配する必要はない。 ――日本を好きでない中国の人々に対しては何を言いたいですか。 自国の誇りとなることばかり言うと自己満足と思われるかもしれないが、私が強調したいのは、海外諸国の多くは、先進国であれ発展途上国であれ、日本をとても高く評価しており、世界に対する貢献がとても高い国だと認識しているということだ。日本の大企業やマンガが評価されているだけではなく、日本の精神が高く評価されているということはとても重要だ。他国に対して本当に効果のある援助をすることや、金儲けにならないことでも、自分の仕事をこつこつとやり遂げ、良質な製品を作り上げるといったことが評価されている。 実際のところ、私がいくら説教してもあまり意味はない。本当に意味があるのは、中国の人々が日本に行ってみて、日本がどのような国かを自ら見てみることだ。日本に問題がないというわけではない。だが、「以人為本(人をもって基本とする)」という言葉が中国にあるように、人と人との交流を通してこそ、本当の日本を感じ、理解することができる。 「人民網日本語版」2008年12月5日 |
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