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新日中友好21世紀委員会最終報告書 |
発信時間: 2008-12-09 | チャイナネット |
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3.委員会の具体的成果 本委員会はこれまで数多くの関係改善・強化のための提案を行い、両国の政府と各界の支持と協力の下、その中のいくつかの具体的提言が採用された。 (1)政治的障害を克服し、「戦略的互恵関係」を構築する 5年間、委員会は、日中関係を改善・発展させ、国民間の信頼醸成のために多くの前向きな作業を行い、両国の政治的膠着状態を打開し、「戦略的互恵関係」の構築を積極的に推進する役割を果たした。 (2)人的交流、特に青少年交流を積極的に促進し、拡大する 委員会は、両国の民間交流、特に青少年交流を強化して国民感情を改善し、相互理解と信頼を深めることが非常に重要であることを確認し合った。両国政府は、同委員会の提言を重視し、青少年交流のための日中基金をそれぞれに設立し、毎年数千人規模の両国高校生の相互交流を実施している。同委員会は、2007年を「日中文化・スポーツ交流年」に定め、各種交流を拡大することを提言した。両国政府は、提言を採用し、様々な形式の具体的な交流活動を積極的に展開した。 (3)文化・メディア交流を強化し、日中関係の魅力を発掘する 委員会は、文化交流を非常に重視し、日本のアニメ作家と中国各地の大学生、高校生との交流活動を行い、中国青少年の日本文化に対する理解と認識を促進した。メディアの日中関係における積極的役割を推進するため、同委員会は何度もメディア関係者との交流を行い、両国のテレビ局が相手国の日常生活を題材とした特別番組を作成するよう提案した。中国中央電視台が「岩松看日本」という特別番組を作成し、中国国内で強い反響を呼び、中国の人々の日本に対する理解を助ける上で積極的な役割を果たした。 (4)歴史共同研究を立ち上げ、歴史の正しい認識を推進する 日中関係の中長期的発展の見地から、委員会は、両国有識者が共同で歴史研究を行い、歴史問題の適切な処理を推進するよう提案した。両国首脳は、日中歴史共同研究について共通認識に達し、この提案は実現された。現在までに、日中歴史共同研究はすでに3回の全体会議を行い、日中関係の安定に積極的な作用を及ぼしている。 |
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