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源氏物語千年紀、『新源氏物語』の中国語訳が出版
発信時間: 2008-12-10 | チャイナネット

 

日本の『紅楼夢』」とも称される世界最初の長編小説『源氏物語』が今年で千年を迎え、11月1日に記念式典が行われた。

京都外国語大学の彭飛教授をはじめとする12人の中国人翻訳者は、現代語訳の『新源氏物語』を8カ月かけて翻訳し、10月末には上海訳文出版社から出版された。大阪の和泉書院と東京の東方書店でも販売されている。

中国人翻訳者が翻訳したのは、1970年に田辺聖子さんが現代語訳した『新源氏物語』。翻訳者の中には、村上春樹さんの『ノルウェーの森』を訳した林少華さんや、著名な中国の日本文学の翻訳家、優秀な日本古典文学の専門家も含まれている。

『新源氏物語』を正確に翻訳するために彭飛教授は、学生たちを引き連れて平安時代の女性貴族の正装「十二単」を試着したり、寺院の建築を見学したり、『源氏物語』を題材とした映画を見たりして調査を行った。

 

「チャイナネット」2008年12月10日

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