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南京大虐殺の新しい証明 |
発信時間: 2008-12-12 | チャイナネット |
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新たに増えた史料を見せる侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館の朱成山館長(12月11日) 日本軍が南京に攻めこんだことを記念する日本の国旗(12月11日) 侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館が記者会見を行い、同館にはこの1年間で816件の新しい史料を収蔵したと明らかにした。そしてこれらの史料は、日本軍が中国を侵略し、南京大虐殺を行ったことを直接あるいは間接的に証明しているという。 朱成山館長によると127件の史料には、書画140点、録音と録画資料30点、書籍38冊、現物26点、歴史文献資料の455点が含まれ、出所は中国大陸や米国、日本、台湾地区だという。 朱成山館長が紹介した非常に価値ある資料は、東北地方で収集した一冊の「遭難情況記録」だ。この「遭難情況記録」は、当時、逃亡中の姜駕青さんが墨で書いたもので、1937年以降の上海から南京、安徽、香港までの全逃亡過程を記録。その中には、日本の戦闘機が中国各地を攻撃している様子も多く書かれている。 「遭難情況記録」の最後のページには、当時の南京の慈善団体が発行した「難民証」が貼られており、発行日は1938年2月10日だ。朱成山館長は、「記念館にも似通った難民証があるが、そのほとんどは日本軍発行のもの。今回見つかった難民証は、比較的珍しい慈善団体の発行」と話す。 また「松井集団司令部」と書かれた日本国旗も注目を集めた。この国旗は日本人が寄贈したもので、旗の隅にはいくつかの文字が見られる。そこには1937年12月17日に日本軍の上等兵だった藤本速夫が、日本軍が南京に攻めこんだ時の記念としたという内容の文章が書かれており、藤本速夫の印鑑も押されている。 「この国旗はとても価値がある。日本軍は南京に攻めこんだ時のことを得意になって記録し、当時の歴史を裏付けている。また侵略戦争中、松井部隊の存在は半年にも及ばなかったが、この国旗は日本軍の中国侵略の動かぬ証拠だ。」 記念館の新しい収蔵品には珍しいものが多く、田中義一が書いた「壮丁読本」や、国民政府が出版した「日本侵略者の暴行実録」などが見られた。 朱成山館長はこう話す。「文化財は歴史の最もよい証拠である。新しく増えた文化財は多くの資料を提供し、記念館の収蔵品を豊かにした。適切に保存されるという前提の下、記念館はその中から価値のある史料を選んで展示を充実させる」 「チャイナネット」2008年12月12日 |
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