ホーム>>中日両国
2008年の中日関係の注目点
発信時間: 2008-12-16 | チャイナネット

中国社会科学院の日本研究所副所長である金熙徳教授はインタビューに応じ2008年の中日関係を振り返った。

 

――今年の中日関係について。

 

2008年は中日関係にとって内容豊かな1年で、注目点もたくさんある。1972年に中日両国の国交が樹立したあと、蜜月期、不安定期、2007年の改善期を経験したが、2008年の胡主席訪日で、中日関係は「春」を迎えた。これは今年の中日関係での最大の注目点であり、胡主席の訪中により、中日関係は新たな時期に入った。

もう一つの注目点は、四川大地震に対する日本の暖かい支援が、中日関係の民間レベルの改善の契機となったことだ。日本の救援隊は真っ先に被災地に到達し、救援隊の活躍ぶりや熱意、高い技術は、中国の人たちに深い印象を残した。そして日本の中国駐在大使館は、多くの中国人から感謝の電話を受け取り、インターネットの掲示板にも、日本に感謝の表す書き込みがたくさん登場した。

北京オリンピックの開幕式では、日本代表団へのエールが格段大きかったと私は思う。中日関係を研究している学者の私にとって、これは特にうれしいことだった。この2つの事から、中日の人たちの心にある氷が融け始めていると感じている。

また開幕式で日本代表団が福原愛選手を旗手に選んだことは、中国の人々に対する友好のサインだ。それに日本の選手は中国の国旗を持って入場し、中国国旗を持って入場した数少ない国のうちの一つだった。

日本の軍艦の湛江港訪問も、中日関係の注目点である。

 

「チャイナネット」2008年12月16日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 2008年を回顧③:日本のメディアの偏った報道は日本を傷つける

· 2008年の中日関係の見どころ

· 2008年を回顧:国の安全保障業務の交流に新たな進展

· 2008年を回顧:東中国海での共通認識は殊勝

· 村山元首相にインタビュー:率直に話し合い、中日協力して危機を乗り越える