「中日青少年友好交流年」閉幕式の夕食会が20日、北京の人民大会堂で行われた。中国共産党中央政治局委員で全国人民代表大会常務委員会の王兆国副委員長、日本の福田康夫前首相や高村正彦訪中団総団長・前外務大臣、訪中した日本の青少年ら中日双方の代表約1200人が出席した。
温家宝総理と日本の福田前首相
交流年のキャッチフレーズ「明天会更好(日本語:より良い明日へ)」
夕食会で王兆国副委員長は「『中日平和友好条約』締結30周年という意義ある年に青少年交流年を開催したことは両国政府が青少年の交流を重視していることの表れである。両国が共に努力したことで、交流年が社会に良い影響を与えることができ、心から嬉しく思っている」と述べた。
福田康夫前首相はこの1年間を振り返り、両国の青少年たちは自らの手で両国首脳が当初想定していた以上の幅広い交流を行ったと評価し、「今後3年間で年間総勢4000人の青少年の交流が行われる。交流がさらに充実していくよう願っている」と述べた。
和太鼓を披露
胡錦涛主席の題辞を贈呈
また、夕食会では胡錦涛国家主席が3月に交流年のためにしたためた拓本が代表団に贈呈され、高村正彦総団長が代表として受け取った。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年12月21日