1960年、東京で演説中の日本社会党委員長、浅沼稲次郎氏が右翼に刺殺される事件が起きた。その当時の全過程が映像に残された。犯人は山口矢二という17歳の右翼少年。演説中に突然壇上に駆け上り、軍刀で浅沼氏の腰部を突き刺し死亡させた。
浅沼稲次郎氏は1989年生まれ、早稲田大学在学中に学生運動に加わり、卒業後にも労働争議、小作争議に参加する。かつて炭鉱労働組合に加盟し、足尾銅山ストを支援して投獄される。「日米安全保障条約」に反対。中日の国交回復前から何度も中国を訪問し、「米帝国主義は日中共同の敵」と発言し波紋を呼んだ。
「人民網日本語版」より2009年1月7日