江田五月氏(中)が桜の枝を崔天凱大使(左)に手渡す様子
桜の木から枝を切り取る江田五月氏
日本参議院の江田五月議長は19日午前、参議院公邸の庭にある「陽光」と名付けられた桜の木から、最もしっかりして最も美しい枝を切り取り、中国の崔天凱・駐日特命全権大使に手渡した。贈呈された桜の枝には、新たな一年の中日友好に彩りを添えるようにとの願いがこめられた。今回の活動は、「日本さくらの会」が発起し、上海万博海外推進室日本事務所と共同で行ったものだ。「世界万博網」が伝えた。
江田五月氏は桜の枝の贈呈式で、「『陽光』は、参議院公邸に植えられているさまざまな品種の桜の一つだ。日中友好の気持ちを届ける『陽光』の花を、日中友好事業を志す方々に自分の手で渡すことができ、とても嬉しい。『陽光』の穂木が中国で根を下ろして花開き、中日友好と平和を象徴する『陽光の花』をいつまでも咲かせ続けることを願っている」という内容のスピーチを行った。
崔天凱大使はこれに対し、「桜の花は日本の国花だ。桜と言えば、誰もが日本とそこに住む人々を連想する。中日国交正常化以降、日本政府はたくさんの貴重な桜の木を友好の証として中国に贈り、両国の友好往来を大きく促進させてきた。今回贈られた桜の枝も中国で根を下ろし、力強く成長し、中日両国民の友情の証となっていくことを信じている。中国最大の都市である上海は、世界の注目する万国博覧会をまもなく2010年に開催する。『陽光』が万博開催地に植えられ、上海をさらに美しく飾り、人と自然との調和を示すシンボルとなっていくことを期待している」と述べた。
「人民網日本語版」2009年1月22日 |