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07年以降、17人の日本人が中国で違法臓器移植を
発信時間: 2009-02-09 | チャイナネット

共同通信社は6日、日本のある臓器移植を仲介した民間の非営利団体(NPO)の幹部が、中国が外国人への臓器移植を原則的に禁止した2007年以降、少なくとも17人の日本人が中国で腎臓や肝臓の移植手術を受けていたことを明らかにしたと報道した。

 

臓器移植に関する各国の状況の違いや経済格差で、海外で行われる臓器移植は国際問題になっており、違法な「ヤミ臓器移植」もますます深刻化している。

 

同幹部によると、移植を受けた人たちは50歳から65歳で、ほとんどの人が腎臓移植だが、肝臓移植の人も一部いるという。移植は中国に約20日間滞在して広州市の病院で行われ、費用は1件につき、病院や医師に支払われる手術代、渡航費、中国滞在中の費用を含む800万円程度が必要だということだ。

 

移植が知られないように、病院側の求めで日本人は中国名で入院する場合もあり、臓器提供者の大半は脳死と判定された死刑囚。また国際的な非難があるため、北京オリンピック開催後に中国で臓器移植を受けた日本人はいないという。同幹部は、「臓器提供者に金銭を支払っていないため臓器売買ではなく、仲介手数料も受け取っていない」と話す。

 

中国政府は、07年に臓器移植に関する管理を強化し、国内患者の需要を優先に考え、観光目的で訪中した外国人への臓器移植を禁止している。

「チャイナネット」2009年2月9日

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