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日本人は中国の何が一番好き?
発信時間: 2009-02-10 | チャイナネット

                 文=王錦思

 

日本人は中国の何を最も好むのだろうか。たぶんこの質問に対する中国の人たちの意見はまちまちで、儒家文化や白楽天の詩と答える人もいれば、中華料理と答える人もいるに違いない。しかし私は三国志だと考えている。

 

日本に滞在していた時、多くの三国志に関する本や漫画、ゲームを目にし、魅力に富んだ三国史は、中日両国をしっかりとつないでいる感じがした。

 

数年前、中国のテレビドラマ『三国演義』の撮影チームは、三国時代の歴史的な古い姿を再現するために、わざわざ日本を訪れた。それは日本に多く保存されている三国時代の古い建築を学ぶためだ。

 

去年の10月29日に行われた第21回東京国際映画祭の中国映画週間のオープニングでは、麻生太郎首相が映画『レッドクリフ』の主なスタッフと登場。そして『レッドクリフ(Part1)』は、日本で興行成績のトップを占めるアジア映画になり、このことからも日本人にとって三国志がどれほど重要かが分かるだろう。

 

三国時代に関する本で最も有名なのは、中国史学の権威である「二十四史」に組み入れられた陳寿が編纂した『三国志』と、中国の古典文学の四大名著の一つである羅貫中の著作『三国演義』だ。この2つの著作に記された歴史は、日本の近代の運命ととてもよく似ており、日本で起こった三国志ブームは、中国と比べて少しもひけをとらない。

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