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まほらまの南京生活④数字にかかわる日中感覚の違い
発信時間: 2009-02-27 | チャイナネット

◇数列で並んだテーブルの位置◇

音楽の感覚は合致していても数字の感覚はやはり異なる。

3、1、2、4、7、5、6、8‥‥と列記されるとどういう規則なのか戸惑ってしまう。高校時代に初めて出会った数学の数列で面食らったときのように、まったく理解できなかった。

これは、昨年11月に行われた「南京・名古屋姉妹都市締結30周年記念」祝賀会のテーブルの配置である。私もこの会に出席したのだが、自分のテーブル10を探すのに随分手間取った。

舞台の前に主賓らが並ぶ主テーブルがあり、その手前に左側2列が奇数、右側2列に偶数のテーブルが配置されていた。名古屋からは140人あまりの市民が参加していたが、自分の座る席のテーブルを探すのにやはり苦労していた。

「どうしてこんなに紛らしいことするのかしら?」「ちゃんと順番に並べたらいいのに!」

奇数、偶数という観念があまりない日本人には実にややこしい。しかし、中国ではこれが正式な配置らしい。授業中にこの数字を黒板に書いたら、中国人の学生はすぐに奇数、偶数であることを指摘した。数字を2種類に分類して整理すれば、目的の数字を探すのに2分の1の労力で済むというわけである。奇数、偶数ともに若い数字が中央にあるのは、中央の客をより優遇しているということなのだろう。交流するとは、このようなこまごました体験を重ねて深まっていくのだと思った。

数学の数列を思い起こさせる宴会のテーブル配置

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