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中日版昆曲『牡丹亭』に坂東玉三郎氏が出演
発信時間: 2009-03-03 | チャイナネット

稽古の様子

日本の歌舞伎界の大御所である坂東玉三郎氏は2日、蘇州で中日版昆曲《牡丹亭》稽古を行った。江蘇省文化庁によると、坂東氏は蘇州昆劇院の役者と13日と14日の両日、中日版昆曲「牡丹亭」を共演するという。

坂東氏は2日に行われた記者会見で、「毎日、忙しく練習をしていますが、昆劇の故郷である蘇州で出演すると思うと、とても緊張します。蘇州での共演はとても期待しており、今回の出演が昆劇の故郷で検証されれば完全なものになります」と述べる。 

「日本の梅蘭芳」とも呼ばれる坂東氏。今回、蘇州昆劇団と共演する昆劇『牡丹亭』は、2008年3月に京都四條南座で20回、今年5月には北京の湖広会館で10回の公演が行われた。その大盛況ぶりに演劇の専門家たちは、「芸術の花が咲き誇り、昔と今の中日は分けがたい」評している。 

今年は「中日文化交流協定」の調印から30年を迎え、この共演も両国の文化交流の重要なプロジェクトの一つだ。上海駐在日本領事館は坂東氏の蘇州公演の紹介イベントを開催し、南京大学と蘇州大学では坂東氏の講演が行われることになっている。

蘇州昆劇院の蔡少華院長は、「坂東氏は昆劇の世界の伝承人であり、また押し広める人として、中国昆劇が世界に向っていくことを推進している。これは中日版昆曲『牡丹亭』の公演以外に更に深い意義がある」と話す。

「チャイナネット」2009年3月3日

 

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